スーパーコピー

NHKで中国のスーパーコピー商品についての番組があって、面白かった。中国ではただでさえ技術レベルが上がっているのに、3Dプリンターの出現でいよいよコピー所品が本物に限りなく近づいている、という内容であった。その「高レベルのニセモノ」はスーパーコピーと呼ばれ、本物の商品を脅かす存在になっているらしい。見分けのつかないコピー所品って遥か昔からあるような気がしたけど、いたちごっこがずっと続いているということらしい。

僕が直面したコピー商品といえば、1本の中にゲームが25本ぐらい入っているファミコンのソフトとか、パチユニが多い。どれもコピーでありながら、本物に寄せようする気が微塵も感じられなかったからなんていうか、「悪い商品」って感じがなかったんだよね。買う方もパチモノであることを分かりながら買うので、「騙される」ということはなかった。パチモノはいかん、と思い出したのはairmax95のニセモノが出たときかな。実際は噂だけで本物を見たことはないんだけど、高い金をだす人にニセモノを売りつけるなんて悪い人がいるもんだと思ったりした。

いつも思うのは、本物に限りなく近いものを作ってそれを売ることで本当に儲かるのか?ってことと、そこまでいいものを作れる技術があるのならオリジナルを作ればいいのに・・、ってことである。まあ、デザインの苦しみを省略してものを作るのは楽なんだろうなあ、きっと。まったく同じ素材とまったく同じデザインでありながら価格が半分のブランドコピー品を見て、ブランド品の価格のバカバカしさを告発してくるコピー商品って面白い存在だけど、やっぱりいかんよな。