ミナミノ

 試合を見れば見るほどいい選手で、どんどん好きになってくるよね。上手いし早いし、体力が底なしか!というぐらいに走るから本当にいい選手だなあなんて思っていたんだけど、昨日の試合の終盤、乱闘になったときに真っ先に飛び込んでいく姿を見て、より好きになったわ笑。20番が柴崎に張りてをかましたあと、南の選手がすぐに飛びついて結局は吉田に分けられるんだけど、ああいう喧嘩で一歩も引かない日本代表は頼もしいなあ、と。決勝楽しみだな。

2-0は怖い。

2-0は怖いな、というけどまさにその通りの結果になってしまった対ベルギー戦。一時はベスト8までもうちょっとという所だっただけに、なんとも歯がゆい結果である。重いなあと思ってたのは、監督の「何かが足りなかったんですかね・・」という発言。終わってからすぐということもあるけど、あれが正直な所だったんだろね。

今回の大会で印象的だったのは、問題になったボール回しと3戦目で6人もスタメンを変えた所かな。これって両方とも強豪国がやることで、日本はこんな場面は絶対しない、出来ないと思われていたことだと思うんだよね。裏で行われている試合の結果を吟味しながらこっちの動き方を調整するなんて、10年前はできなかったはず笑。6人変えたのもすごいよなあ。あれがなかったらベルギー戦はもっと早く足が止まっていたのかも知れない。でも、それでも柴崎選手を代えられなかったのがベルギー戦に響いた。どうしても代えが効かない選手がいる、これが今後への課題なのかな。あと数試合だけど、どの試合も楽しみだ。

安心

バラバラのチームがちょっとずつ寄り添って良くなっていくこのパターン、言ってみれば「がんばれベアーズ」パターンとでもいうのかな。これ、最高に盛り上がりそうだよね。強いチームが当たりまえに勝ち進むのもいいけど、こっちの方が圧倒的にドラマがあり、この状態で決勝まで進んで優勝してしまった日にはこれ以上のピークはなさそう。

嬉しいのは時々映されるマラドーナの姿。ちゃんとPUMAのTシャツを着ているところがいいよね。ギンギラのピアスとか指輪とか、いくらするのそれ?と思う両手首の腕時計も目立つけど、胸の「PUMA」のインパクトには勝てないわ。あれは素晴らしい広告媒体である。マラドーナが観戦するとメッシが得点できないというジンクスもこれで終わり、いよいよ次のフランス戦が楽しみだ。

アルゼンチン正念場

いよいよ今晩、アルゼンチンが正念場を迎える。深い時間のキックオフだから見れないけど、明日の朝のニュースが楽しみだ。他力本願の、限りなく低い可能性だけど今思えば南米予選の時だってそれぐらいのギリギリの通過だったから、まだまだ可能性がある方だとも言える。

うちの母、アルゼンチンが負けているから恥ずかしくて外を歩けない、と言っているんだよね笑。それをきいて思ったんだけど、向こうの人たちは本気でサッカーの勝敗に自国のアイデンティティのなんたるかを本当に託しているんだよね。うちの母のためにもなんとか勝ち進んで欲しい。笑い

VAR

 サッカーのネタTシャツである。ネタ元は、1966年のワールドカップイングランド大会、イングランドvsドイツの試合のワンシーン。イングランドの選手が撃ったシュートはバーに当たり、そのまま垂直に下に落ちた。これがラインを超えたのか超えていないか、という論争が今も続いているのである。

延長に突入し、前半11分。イングランドFWハーストのシュートはバーをたたいて真下に落ちた。ゴールラインを割ったかどうか微妙だったが、ディーンスト主審は線審に確認し、ゴールを認めた。西ドイツの猛抗議にも判定は覆らず、終了直前にハーストが決勝初となるハットトリックを決め、イングランドが4-2で初優勝した。 当時20歳だった西ドイツのベッケンバウアーは、「ボールの落下地点がはっきり見えた。あれはゴールではなかった」と後に振り返った。今でも「疑惑のゴール」論争が続いている。

この大会を観た年代の人たちは今でもこの話をするらしい。サッカー母国での大会であり、会場がウェンブリーで、さらに決勝戦での延長での出来事だからインパクトは大きいのはわかるけど、66年の出来事でいまだに揉めるのかよ!と半ば呆れるけど、これもサッカーの魅力の一つである。笑い話だろうけど、イギリス人とドイツ人が喧嘩すると、最後には「あれは絶対ゴールだからな!」「絶対ゴールじゃねえぞ!」と言って別れるらしい。笑

今大会からVARとゴールテクノロジーの導入で、微妙な判定に一定の判断が付けられることになったけど、なんとなく詰まらない気がする人も多いはず。あれはファールだよ!あれはゴールだよ!といつまで経っても揉めるのもフットボール文化のうちのはず・・。味気ない、が正しい表現かな。そのうち審判もなしでやる時代がくるのかも。

クリアソールはどうなの?

 フットサルシューズのソールに関する話題(クレーム)を前にも書いた。ノンマーキングソールなのに、色がついているだけでアウトなフットサル。どんなに奇抜な色でも、セーフなバスケ。この差はなんだ?という事だったんだけど、このソールはどうなのかね。

 ナイキの新しいマーキュリアルなんだけど、ソールが「クリア」なのである。透明、色がついていないんだよね。カラーソールが禁止される理由としては、お借りしている施設の床に色を付けてしまう可能性があるってこと。これは色がそもそもついていないからセーフなはずなんだけど、規約には「飴色もしくは白」と指定があるんだよね。なので、色を付ける可能性はないが、規約に沿っていないので、アウトの可能性が高い。まあ、結局はその日のオフィシャルと審判が認めるかどうかの問題だけど・・、なんとかならんもんかねえ。

本当に来るのか?

イニエスタがJリーグに来るんじゃないか?と言うニュースが踊っている。合意に達した!というニュースの横に「スペインでは正式なオファーは届いていない」という真逆のニュースも並んでいて、何し信じればいいのやら。こういうニュースって毎回毎回期待だけ膨らませておいて、何も起きないというのが既定路線である。過去には
・シャビが東京にくる!
・ネドベドが東京にくる!
・ラウールがくる!
・デルピエロが広島にくる!
というのがあったが、結局はかなわなかった。まあ、それが普通なんだけど、今回はバルサのスポンサーに「楽天」がついていることがこのニュースに微妙な信ぴょう性を持たせている。スポンサーであることで、他のクラブにはない「コネクション」があるんじゃないのか?ということである。ポドルスキの件もあるし、なくはないんじゃない?と、ちょっとした期待があるよね・・・。中国に行くぐらいだったら・・と思うけどさて、どうなるやら。

もしかしてこういうのもあり!?笑

選手と監督

 今回の監督更迭で一番悲しいのは、その関係性である。プロの世界でも、そして代表の場でも「監督のために」と選手たちが一丸になって戦う理想論が僕の中にあって、今回のこの真逆になってしまったことが悲しい。まあ、どちらかだけが悪いってことはないだろうから、両サイドにそれなりの功罪があるんだろうけど、責任を取るのが監督になることは仕方ない。仕方ないけど、やる前からすでにロシアでサクッと三連敗して帰ってくる言い訳が出来すぎていて、なんだかなあって感じである。
 こういう事を考えていたら、この動画のことを思いだした。モウリーニョがインテルを去る時の動画なんだけど、モウリーニョとの別れが悲しく、バスを降りて泣いているマテラッツィの所に、帰る所だったモウリーニョがわざわざ車を停めて歩み寄るんだよね。二人は抱き合い、一言二言を交わして別れるんだけど、二人とも泣いちゃっているんだよね。それでもモウリーニョは分かれを告げ車に乗るんだけど、これを観た時は「これが監督と選手の関係か・・」、「これが男と男の別れか・・」と最高にカッコいいな、と思ったのである。向こうはこんなにカッコいいのに、こっちは別れ際に訴訟かよー、となおさら悲しくなってしまった。

人選

割りと話題になっているハリルホジッチ監督の解任。昨日の会見ではやはり選手と監督の間の溝があったことが名言され、やはりか、という感じであった。ちょっと不思議に思うのは、次の監督になったのが西野さん。それまで監督の人選を決める権利のある技術委員長だったんだよね?つまり、監督を選ぶ権利のある人が自分の部下を切って自分が監督をするってことになるのである。実際にハリルを連れてきたのは西野さんの前任者だから西野さんに責任がある訳じゃないけど、ウクライナで負けた直後に「ハリル続投」って言っていただけにちょっとした気持ち悪さが残る。一説には手倉森さんにオファーが行ったが、コーチだった自分が監督になるのは筋が通らないということで断った、という未確認情報もあるけど、どうなのだろうか。もうあれかな、もうコマがなくてそうせざるを得なかったのかな・・。これってジリ貧ってやつか?

でもまあ、二カ月しかないんだから、もう戦術とかは関係なくて、とにかく皆をまとめて一つの方向に向けて、盛り上げられる人が必要なんだよね。西野さんはそういうキャラなのかな。

ピッチの声

前回のマリ戦もそうだったけど、今日のウクライナ戦も極端に観客がいないからか、ピッチ上の声が良く聞こえた。この感じ、なんかで感じたことあるなあと思ったら、なでしこの試合の音だよね。女子サッカーの集客の難しさをこんな所で感じるとは・・。

その中で、手倉森さんのと思える声で「下がるなー!」というのが前半の終わりぐらいにあって、非常に深いなあ、と思った。いや、ただ単に相手にボールを持たれながらズルズルと下がるな、という意味なんだろうけど、どうにも上がってこない最近の代表に「下がるな」という言葉は深く刺さるものであり、多くのサポーターの声でもあるよなあ、なんて思ってしまったのだ。それともあれかな、松木解説じゃないから静かだったのかな。