インフル

 二年連続でインフルにかかってしまった。ランニングを始めていい感じに体力が戻ってきた頃だったのに、いきなりの発熱・・。一気に熱があがったからこれは!と思ったら案の定。しっかりA型を宣告されました。こういうことって結構あるんだよね。体をいじめよう、というサイクルに入るその時に風邪をひいたり、体調を崩したり。体はいずれ治るのだがもちろん、心の方も再起動させないといけなくて、こっちがかなり大変。まあ、また頑張りますか。
 今回は診断されたその瞬間にある紙を渡された。そこには、自分の症状に当てはまる「社会復帰していい日」が書いてあった。熱が下がったから丸三日おいて、それから、というのが基準みたいなんだけど、自分の症状が治まったら外出をする人がたくさんいて、それが感染の拡大になるのだそうだ。確かにそうだし、出ちゃう方の気持ちもわかるんだけど、これだけ拡大感染することを防げないってことがそもそもの問題なのかなあ、なんて思ったりする。映画で見るパンデミック→ゾンビの世界もあながち夢話でもないのか、と。 

ノブレス・オブリージュ

 向こうには「ノブレス・オブリージュ」という言葉がって、「高貴さは(義務を)強制する」という意味である。財産、権力、社会的地位を持っているものは責任がある、ということで要は金持ちは世の中のために働け・動けよ、ということなんだよね。貧乏人を助けたり、戦争になったら我先に出向いたり、とか時代によって色々と違う。たしかイギリスの王子(ダイアナの子供)は自分からアフガニスタン行っているし、去年なくなったマケインは自分が戦争で捕虜になって障害を負ったのに、ちゃんと息子を戦争に行かせているんだよね。一家の名誉を守るというか、自分の高潔さや品格を示すのにそういう自己犠牲が必要なんだよね。
 ゾゾの社長がお金をバラまいた例の事件で、色んな世代から色んな意見が出てちょっと面白かった。「下品」とか「面白い」とか、人によってかなりの温度差があったけど、一番面白かったのは「世代によって価値観が決まるわけではない」というところ。若い人の間で案外批判もあったようで、やはり個人差があるな、と。Twitterをやっている若い人たちは飛びついて、良く理解できない年配の人は嫌な顔をする、という反応にあるのかなと思ったらそうでもなかった。僕はこれも一種のノブレス・オブリージュかなあ、と思ったけど、気品があるようには思えないしなあ、と思ってしまった。お金で遊ぶのはどうも・・、と割と古風な考え方をしている自分に気づいた。

やさしさ

 この前の第二形態紛失事件で先生が泣くのを見て、ちょっと安心したところもある。先生がいつの間に自分以外の誰か(何か)の気持ちを想像できるようになっていたことに、である。僕はこの部分がとても大切だと思っていて、この「人の気持ちを想像できるかどうか」が人間としてのなんたるかを分けると思っているんだよね。簡単にいうと「想像力」とか、「優しさ」と表現できるのかも知れない。何度か書いたけど優しさはもって生まれるものではなく、後から獲得していくもの。自分が痛い目にあったときはもちろん、誰かが転んだのを見たときに、「かわいそうだな、痛そうだな」と思うことで、人は優しさを覚えていく。先生もここまで来たか、と。まあ、この先本人の中でどんな変化があり、今回の経験が何に繋がるか分からないけど時々こういう、成長を確認できる場面があるといいな、と思ったりする。

悲しい気持ち

 先生のゴジラ熱を満足させるためにゴジラ展に行った際に、第二形態のキーホルダーを買った。本人もそれが気に入り学校のバッグにつけていたんだけど、どうもお友達に自慢したようで、帰り道の際に貸して!貸して!の騒ぎになったらしい。そのキーホルダーをバッグから外して遊んでいたのだが、返してもらった時にどうも落としたようで、無くしたのである。夢中になって遊んでいたら、ないことに気づいて帰ってきたらしい。

 良いのか悪いのか、先生はおもちゃをたくさんもっていて、僕はこの状態が好きではない。新しいおもちゃが来てもすごくテンションがあがるんだけど、その興味が持続せず、次のおもちゃが来るとさっきまでのおもちゃに対する興味がなくなる。そして古いおもちゃが部屋の隅に追いやられることになる。その状態が僕には「ものを大事にしていない」という風に感じられ、本当に嫌な気持ちになるんだよね。それでも実家に帰ったりすると手に新しいおもちゃを持っていてりする。子供が新しいおもちゃをもらった時の表情って本当に可愛いからあげたくなる気持ちはわかるんだけど、親として本気でどうすればいいのか迷うのである。

で、少し意地悪に
「寒いし暗いし、今頃第二形態寒い~、怖い~と泣いているかもね・・。かわいそう」
と言ったところ、どんどん顔が暗くなりついに泣き出してしまった。どうも想像している内にどんどん悲しくなってきたようで泣いてしまったらしい。正直、そういう気持ちになって欲しく嫌味を言ったんだけど、どうにも効きすぎてしまったようで複雑な気分である・・・。こういう時どうすればいいなかね、本当・・。

夜ラン

最近また夜ランニングを再開している。昨日で三日連続で5キロを走って、今日が休息日である。休息日だから久しぶりに書いている訳である(笑)。今もかなり気まぐれな頻度になっているこのブログですが、このまま少しずつフェードアウトしていこうかと・・笑。

こんな真冬に走るのも久しぶりで、こんなに寒いのか!と一瞬思ったけど、年末に体験した八ヶ岳のマイナス5-6度に比べれば命の危険は感じられず、変な話余裕である。それどころか、体が温まってくれば空気に透明感、軽さみたいなものが感じられて気持ちがよかったりする。これが夏だったら空気が重くて重くて仕方がないから冬のランニングはおすすめかもしれない。気持ち的には億劫な日ももちろんあるけど、5-6年後の体を今作っていると思えば何となく頑張れるものである。

あけましておめでとうございます

シン・ゴジラを観てから先生の中で空前のゴジラブームが来ている。偶然日比谷のゴジラ像を見てしまったこともあり、本人の中で非常に盛り上がっている様子。ソフビも購入、昨日は蒲田で行われているゴジラ店展を見てきた。こじんまりとはしていたが、なかなか迫力のあるものも多く、子供的にも僕的にも楽しかった。展示物を見ながら独り言をずっと繰り返しているあっち系な人もいて、ゴジラのファンは濃いなあ、やはり。いくら展示が面白くても、ああいう展示会の一番の盛り上がりは出口のショップであることは間違いない。もちろん、こっちも人が大勢集まり、グッズを吟味していた。この展示会で面白かったのは大人と子供がみんなまざって同じものを見ている所。大人が「これはあの85年の映画のあの場面で右から映っているアレかなあ」なんて言っている所を、隣の子供が「ゴジラカッコいい!」叫んでいるところが他とちがうところかな。
帰りには見事に箱根駅伝の渋滞にはまり、隣を選手たちが走りすぎていく姿も見れて楽しかったかな。