職場の近くを二人のお相撲さんが歩いていた。一人はマゲがあって、もう一人は伸ばしている途中のコンビであった。曲げのない方は付き人的な立ち位置の人なのかなあ、なんて勝手に想像した。身なりは二人とも浴衣に下駄という、想像する通りの力士の姿。二人とも体格は良かったが、テレビで見るような力士が持つ迫力というか、オーラみたいなものがなかったので、これからの力士たちなのかも知れない。
 相撲は全くの門外漢で何も知らないんだけど、一つだけ残念なことがあって、マゲを結っていたほうのお相撲さんがTOMMYのバッグを斜めにかけていたんだよね笑。浴衣の柄に青と赤と白のバッグがミスマッチで微笑ましかった。そりゃあ力士だって普通の若者なんだから西海岸系のブランドを好んでも全くおかしくないんだけど、なんていうか、イメージを守って欲しかったというか、型を守って欲しかったんだよね笑。こっちがかってに決めているステレオタイプなイメージだけど。
 イメージと違うことががっかりに繋がることって案外あるよね。パリの町並みが吸殻だらけだったり、現在の本能寺だったり、写真とは全くちがうバーガーが出てきたりね。勝手にこっちが美化しているだけかもしれないが、やっぱりイメージは大事だ。

ダンディ

夜中にTV東京でやっている「俺のダンディズム」という番組が面白い。ダンディになりたいと願う男がある店を訪れ、その店でダンディになるための商品を買うという設定である。毎回一つのアイテムをテーマにしていて、そのアイテムの歴史や奥深さ、良し悪しの判断の付け方までレクチャーしてくれる番組である。今までは時計、万年筆、靴、かばん、財布などを紹介している。その中で僕が見れたのはバッグと財布だけだけど、とても面白かった。こういう、持つことそのものに価値がある、という商品にはもはや思想に近いこだわりがあって、それを聞くだけでも楽しい。どれも一般人には簡単に手が出せない価格のものが多いけど、その価格に見合った商品であることに納得できるんだよね。

ダンディとはまた違うけど、僕はこだわりを持って持ち物を選定する大人に対し、ずっと憧れを感じてきたんだよね。同じものをずっと使っている人や、ほとんどのことには無頓着だけど、一つだけこだわりがある人。今の自分の好みや傾向はそこから来ているんだろうなあ。僕の趣味はまだ「ダンディ」なところまで行かないけど、いつかは届く世界なのだろうか。ダンディって、スニーカーとかありなのかな。(笑)

血は争えない

IMG_0346 赤ちゃんを見る度に思うのは、子ザルにしか見えないってことと、手や足や指、全てのパーツがミニチュアかのように小さいんだけど、ちゃんと出来ているね~、ってことである。爪とか、ちゃんとあるんだよね、当たり前だけど。DNAを知らなかった時代の人たちはそれこそ、創造主たる神の存在を感じたんだろうなあ。
人の子だとさすがにジロジロとチェックするわけにはいかないのだが、わが子ともなれば遠慮は無用。面会時間の終わりが早い上、病院が厳しいこともありまだ1日に30分ずつしか接してないんだけど、それでもすでに目が二重であること、まつ毛が長いことに驚いている。結構激しく手や足を動かすし、表情を良く変えるしで、見ていて飽きない笑。
IMG_7429もう一つ驚いたのは、弟の第二子とかなり似ているんだよね・・。そういうものなのか、一家の血が濃いのか分からないが複雑な気分である笑。血は争えないなあ。

来るところまで来た

今日の代表戦、選手の足元がガチャガチャしすぎて見えたのは僕だけでしょうか?。蛍光イエローの一杯いたし、オレンジもいたし、PUMAに至っては右足がピンク左足が青あの色違いで、もはや目がチカチカした。個人的に気になっていたのは、NIKEの新しいハイカットのモデルを誰が履くのか、ということだったけどおそらく山口選手だけのようだね。磯貝選手が選ばれていたら履く可能性があったと思うけど、一人だけのようだ。

1625615_758985927465909_7689196815330046293_nちょっとなあ、と思ったのがこれ。ADIDASの新作で清武や香川が履いていたけど、どういうデザインなんだろ。何かを見失っている気もするが、一応バトルグラフィックという概念があるらしい。もはや何でもありだし、周りも十分に派手だから変な目立ち方はしていないのが面白い。なんだか「派手」という尺度はあるけど、「かっこいい・かっこ悪い」という尺度がなくなったようだ。唯一大人しかったMIZUNOまでもが蛍光黄色を出しているし、逆に金色にしていた本田選手のシューズがぜんぜん目立っていなかった。金色が目立たないって・・、来るところまで来てるなあ。NIKEとADIDASが多いことを考えると、ブラジル大会は画面がチカチカしそうだ。

世界が変わった日

 まさかねえ、自分が人の親になる日が来るなんて、人生何がどこでどうなるか本当に分からないものです。人はみな平等に年を取るわけだし、否が応でも成長を強制されるものではあるけど、それでも永遠に変わらない部分が良くも悪くもあるんじゃないかと思っていたんだけどね・・。
 幼年期の終わりみたいものがもしあるとしたら、僕がそれを感じたのは仲間に子供が生まれた時だったと思う。それまでは社会や世の中に対し、僕は「セブン」のサマセット刑事よろしくかなりうがった見方をしていたのだが、イソに杏ちゃんが生まれたとき、
「そんなことを思っていも仕方ない」
「そもそもその世の中を構成しているのは僕ら自身である」
ということに気づき、恥ずかしいけど本当に心から
「この世が平和で秩序正しく回って欲しい」
と思ったんだよね。今思い返しても恥ずかしいんだけど、自分の心の中の価値観を揺るがすような、大きな変化だったのだ。
 あれからだいぶ時間が経ち、ほかの仲間にも次々と子供が生まれ、そんな中で巡ってきた僕の番。運よく立ちあえたんだけど、話に聞く様な「生命の神秘を感じた」、「価値観が逆転するような瞬間」、「涙が自然とこぼれる」事は特になく、とにかく全てが無事終わりホッとしている、が正直な感想である。思ったことは
「出産は戦い」
「男は何の役にも立たない」
「あんなことを低リスクで行える現代の医療はすばらしい」
ということで、親としての実感や自覚も相変わらずなく、陣痛待ちである笑。でも、焦ることなく、ビビることなく立ち会え、冷静にその瞬間を受けいれることが出来たのは多分、杏ちゃんのときに自分の考えが固まったからかなあ、なんて思っている。
 とはいえ、今日から僕の世界は決定的に変わった。ニュースを見ていると世の中は傾いていてこの先がどうなるか分からないけど、それは昔も今も、そしてこの先もきっと同じなはず。僕らには未来を信じるしかないし、それが親として、人として出来る最初の一歩なんじゃないかと思う。

airmax1、原点

Nike-Air-Max-1-PRM-Tape-QS-Weiss-Rot 僕がこのスニーカーを初めて見たのはまだ向こうにいた頃、小学校高学年ぐらいの時である。当時は価格が高く、(今はもっと高いけど)そしてその軽さから足にかかる負担が少ないということもあって、履いているのは年配の人が多かった。最も軽い素材、エアを始めて外から見える状態で搭載したモデルでありながら、今のような評価ではなかったんだよね。が、それでも僕の心にノックもせず土足で上がり込んで来たのは、ショーケースの向こうで見たこの赤と白のシューズだった。あの時、何かを感じたんだよね。当時はファッションとか格好良さとか、そういものを全く意識していなかったんだけど、なぜかこれには惹かれたのだ。今思えばあれが原体験で、僕のナイキびいきはここから始まったのである。

本日、ついに買ってしまった。厳密にいうと完全な復刻版ではなく、パーツをテープ圧着で省略したモデルではあるんだけど、それでも僕にとっては意味深いものがある笑。いつもは買った後、しばらく寝かせてから履いたりするんだけど、今回はばかりは今日買って、今日の練習に履いていった。靴箱のはなかで’95と並べる予定である。笑

UTme

今、ユニクロでUTmeという、スマホでオリジナルTシャツを作成し販売してくれるキャンペーンをやっている。スマホのアプリでデザインする事も出来るし、スマホの中に入っている写真もプリントできて、しかも一枚1999円なんだよね。結構安い値段で、試しに一つデザインして申し込んでみた。すぐに届くということだったけど、なにやら人気がありすぎて6-10日かかるらしいが、ちょっと楽しみだ。
プリントTシャツの場合は、何が大切かって、それはTシャツの本体、ボディである。今までデザインしてきたTシャツも、ボディだけには金をかけて常にいい商品にしてきたけど、ユニクロのTシャツってどうなんだろう・・。あれだけ安いし、ちょっと不安だ。でも、2000円+送料でお手軽に作れるのは確かにいいよね・・。

両足

 昨日の女子サッカーがとても面白かった。劇的な幕引きもそうだけど、印象的だったのは中国の選手たちのファールのしかた。なんていうか、アメフト?みたいな感じで頭から突っ込んでいくんだよね。どっちに転ぶか分からないルーズボールにその形で突っ込んでいくものだから、相手のチャンスやゴール前のボールより、中盤あたりでの微妙なボールの攻防が一番緊張した。
 もう一つはミヤマ選手のFKシーンだよね。最初は右足で蹴る構えをしたんだけど、相手の配置を見て左脚に変えているんだよね。両足蹴れる選手ってきっとたくさんいるんだろうけど、やっぱり利き足のほうが得意とかあると思うんだよね。大きなものがかかっている試合、それも大事な得点チャンスの場面で
「やっぱり左にするか」
と思えるなんて、「右も左も同じ」とかじゃなくて、「右も左もない。一番いいのがあるだけ」なんだろね。全く想像の出来ない世界だけど、きっと頭の中で場面場面で常に二つの角度から見えているんだろうなあ。なんたる万能感・・。左足は右足を支えるためにしか存在しない僕としては羨ましい限りである・・。

アメリカ人は星条旗好きだね。

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CONVERSEの新作をチェックしたら、こんなのがあった。今月末にアメリカで戦没者追悼記念日というのがあって、それを記念してこのモデルが発売されるんだよね。星条旗をヴィンテージ風にアレンジしたChuck Taylorである。アメリカはアレだし、星条旗も得に好きなわけでもないけど、こうやってスニーカーに落とし込むとなるほど、優れたデザインであることが分かるね・・。なんとなく欲しいなあと思ったけど、世界でたったの1300足リリースということで、買うのはほぼ不可能である。
 それにしてもアメリカ人は自国の国旗が好きだよね。日本人と日の丸との関係とは比較が出来ないぐらいであるその理由はなんだろう、と思ったんだけど、おそらく教育だよね。僕が向こうにいた頃には毎朝、国歌を歌いながら国旗を揚げる儀式があった。毎日毎日、気をつけの姿勢で国旗を見上げるわけだ。そりゃあ敬意みたいなものを植え付けられるよね。笑
 また、学校の行事などがあると必ず国旗を掲げる。で、その国旗は旗手のように生徒が掲げながら運ぶのだ。その役割は名誉なものとされていて、上級生の成績優秀者が選ばれる。愛国心って、その根本は教育なんだよね。ちなみうちの母は、国際試合なのでテレビから国歌が流れると、起立していた時期があった笑。今ではそんなことはないんだけど、母やその上の世代はもっと敏感に反応するらしい・・。

競技チャリ

 道を歩いていたら、いきなり真横から
「信号、青!」
と誰かが叫びながら通り過ぎていった。ピチッとしたウェアをまとい、競技用?の自転車に乗った若者であった。厳密に言うとヘルメットもサングラスもしているから若いかどうかは知らないけど、声にまだ幼さが残っていた。その彼の後を続き同じような自転車が数台、僕の横をかなりのスピードで走りすぎていった。どうやら先頭を走っている人には、後続に先の信号の状態を教えるルールがあるようだ。かなり多きな声だったから一瞬ビックリしたんだけど、きっとスピードを殺さないための工夫なのだろう。
 思えば、最近週末になると集団で走っている自転車愛好家をよく見かける。みな一様に高そうな自転車に乗り、キメキメのルックスで並びながら走っている。遠めに見る分にはいいけど、運転している時にはハッキリいって迷惑になる場面があるんだよね。右折や左折時、歩行者の横断を待っているときに永遠に続きそうな群れに遭遇すると、ちょっとイラっときたりすることは否定できない・・。きっとそういう風に自転車を楽しんでいる人たちは厳しいルールとマナーで自分たちを律しているだろうし、交通の妨げにならないように気を配っている感じはするけど、どうしょうもないときもあるよね・・。