両足

 昨日の女子サッカーがとても面白かった。劇的な幕引きもそうだけど、印象的だったのは中国の選手たちのファールのしかた。なんていうか、アメフト?みたいな感じで頭から突っ込んでいくんだよね。どっちに転ぶか分からないルーズボールにその形で突っ込んでいくものだから、相手のチャンスやゴール前のボールより、中盤あたりでの微妙なボールの攻防が一番緊張した。
 もう一つはミヤマ選手のFKシーンだよね。最初は右足で蹴る構えをしたんだけど、相手の配置を見て左脚に変えているんだよね。両足蹴れる選手ってきっとたくさんいるんだろうけど、やっぱり利き足のほうが得意とかあると思うんだよね。大きなものがかかっている試合、それも大事な得点チャンスの場面で
「やっぱり左にするか」
と思えるなんて、「右も左も同じ」とかじゃなくて、「右も左もない。一番いいのがあるだけ」なんだろね。全く想像の出来ない世界だけど、きっと頭の中で場面場面で常に二つの角度から見えているんだろうなあ。なんたる万能感・・。左足は右足を支えるためにしか存在しない僕としては羨ましい限りである・・。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。