テレビでやっていたお見合い番組を見て、昔あった「ねるとん」を思い出した。今日やっていた番組はねるとんと手法が全く同じで、あれは完全に確立された手法だったのだなと、感心した。
ねるとんはとんねるずが司会だったから、強引な笑いを誘ったり、出演者を弄ったりして、笑いの多い番組であった。メインは告白をする側の恋が成就するか、なんだけどそれをかき消すぐらいに笑いの要素も多かった気がする。時々芸能人ばかりが告白しあう回もあったけど、通常は出演者はみんな素人だったから、割とリアルに感じられたんだよね。リアルなだけに、僕はずっと
「誰からも告白を受けない女性（もしくは男性）」
もいるはずで、そこがなぜか気になっていた。そういう人たちは最初の紹介で顔が出るんだけど、番組が進むに連れ印象が薄くなり、ついには写らなくなる。誰かの恋が成就したり、とんねるずが多く笑いを取るほど選ばれなかった方の切なさは増していき、最後には残酷な程に思えた。気にしないとわからないぐらいにうまく編集をしていたんだよね。