正義代行なんていらない。

 いい大人が謝っている姿というのは気持ちのいい風景ではない。今週に入ってから、というか先週末からずっと誰かが謝っている姿が流れている。息子が窃盗をした人、書いてあるメニューとはちがうものを出した人、どちらの謝罪会見でも目立ったのは厳しい質問を投げかける記者たちであった。見ていてすごく不自然だったんだけど、あの人たちはなんの権限があって、そういう厳しい質問を投げかけることが出来るのだろうか。真実を大衆に伝えるという大義名分を盾にしているのが丸見えなんだよね。自分たちが正義を代行していると思い込んでいるに違いない。叩かれている人も問題あるんだろうけど、叩いている側だって問題がないわけではない、という感じがずっとするんだよねー。世論の声というか、世間の風が認めた悪者には何をしても許される風潮って怖い。

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