オスプレイ

 フィリピンの台風の映像を見た時、大変なことが起きているという事は理解できたのだが、9.11や3.11の映像になれているためか、ショックというかインパクトというか、自分の中での衝撃がそこまでなかった事にちょっとビックリしている。ゴミに見えるものが人々の生活の場であり、家であり、大切何かであることは頭の中では理解しているんだけど、良くも悪くも慣れというのは怖いものである。
 今日、自衛隊がフィリピンに出動するというニュースを見て、しかもそれが日本にとって過去最大規模の救援隊であることを知り、なんだか嬉しくなった。3.11で受けた恩を返す時が来たのだ。3.11の時はフィリピンは医療チームを派遣してくれているはずである。他の国に比べればそりゃ小規模な活動と寄付金だったのかも知れないけど、精一杯の思いだったに違いない。近くの国だし、恩なんて受けてなくても助けるのが当たり前なんだろうけど、今回の行動はスピーディーで思い切った判断に感じられ好感が持てる。
 滑走路も駄目になっているから、飛行機の離着陸が困難な中、沖縄に配備したオスプレイが活躍しているらしいんだよね。ヘリでもいけるんだけど、荷物を運ぶことはできない。輸送機であるオスプレイにはもってこいの任務である。何がどう転がるか分からない世の中である。少なくとも良くしてくれた所にはその感謝の気持ちを示さないといけない。

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