50年

そういえば、今年でケネディが殺されてから50年である。陰謀論を含み、死の真相も未だに話題になるし、リンカーンの上で被弾するあの映像は繰り返し流されている。飛び散った夫の脳らしきものを拾うとするジャクリーンの姿は何度見ても特別な何かがあるのは間違いない。ジャクリーンは病院に運ばれてからもずっと肉片を握っていたらしいんだよね・・。
この50年目にケネディについての本が50冊以上は発表されいるらしいから、人気と言うか、未だに熱い話題・存在なんだろうなあ。
で、その本の中にスティーブン・キングの新作があるんだよね。1958年に通じるタイムトンネルの存在を教えられた高校教師が、過去へ旅してケネディ暗殺阻止を目論む物語らしい。これだけをきくとトンデモ設定に聞こえるけど、これがすごい面白くて売れているらしいんだよね。
 おそくらだけど、アメリカ人ならきっと一度は
「あのとき、JFKが死んでいなかったら、違う世界があったんじゃないか?」
と思うんじゃないのかな。そして、現在よりはいい現実があったんじゃないかと想像する。差別はなくなり、アメリカは世界から好かれ、貧富の差は存在しない。それほどJFKは明るい存在で、「そういう世界はありえるのかも知れない」と思わせてくれる希望だったのだろう。その憧れに近い気持ちを抱けるのって、ちょっと羨ましいよね。今の僕らが活きるこの時代で、そういう気持ちにさせてくれる存在なんていなしね・・。未来を感じさせる存在かあ、今こそ必要なのかな。

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