サイトウカズミ

 何も離婚会見なんてしなくてもいいと思うんだけど・・。誰か喜ぶ人がいるのだろうか、なんて思いながらニュースを見ていた。離婚会見なんだけど、僕の頭の中では斉藤和巳の最後のピッチングが再生されていた。あの城嶋との最後のやりとりを思い出して、ちがう意味でブルーになっていた。
 たしか「メモリアルピッチ」というイベントみたいな括りになっていて、女房役だった城島がキャッチャーをわざわざやってくれて、王さんもずっと見ていたんだよね。球界をを代表するエースが最後の球を投げる。オーバー150klmが当たり前だった偉大なるピッチャーが、ホームまでも届かないんだよね・・。ユニ姿とかフォームとか、違いはないんだけど投げる球はワンバンでやっとホームに届くぐらい。たまらず城島がまた投げさせても、やはり届かない・・・。さらにもう一球、やはり届かない。城嶋は立ち上がり、ミットを叩きながらしっかり投げろよとジェスチャーをする。途端に笑いに包まれる球場。結局4球なげて最後の一球がやっと届いて、このメモリアルピッチは笑いに包まれて終わるんだけど、野球ファンは斉藤のあの姿を見て心の中で泣いていたに違いない。球界のエースのあの姿・・、ヤクルトの伊藤智仁のときと同じショックがあったよね・・。ことの真意は知らないが、離婚会見は欠席裁判みたいなもので非常に怖い感じがする。サイトウカズミの映像、YOUTUBEにあるかなあ。

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