あの男が帰ってくる!


傑作なまま終わった数少ないシリーズである「ボーン」シリーズの新作が公開される。すごくいい終わり方だったし、なぜ今更?と不安を覚えているのが正直なところ。予告編をみた感じではアクションがすごく派手になっていることと舞台がアメリカになっている所も心配な所である。ボーンシリーズの成功の要因の一つに、ハリウッドを離れてヨーロッパで撮影をした、というのがある。ハリウッドのシステムやしがらみから逃げるための作戦だったんだよね。それがあの独特な映像とテンポ感、変わった(当時としては)スタイルのアクションを生んでいるんだよね。この予告編をみた限りでは、ボーンシリーズが一番嫌っていた「無意味に派手なアクション」が連発されていて、なんだかなあという感じである。もっと心配なのは、現地の人と殴り合っている所を「彼が必要だ」と探しに行くところが「ランボー2」と全く同じな所である。僕は大好きだけど、ランボー2は底抜けに強いヒーローを流行らした映画として悪名高い。監督は今までも撮っている人だし、今の時代が前よりもずっとボーンシリーズに合っている気もするので、プラスな部分も多いと思うが、さてどうなるやら。色んな意味で楽しみだ。

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