エンディング切りやがった

テレビ局にクレームを入れる奴はただの暇人だ、と思っていた僕だが、今日そういう奴らの気持ちが初めてわかったよ。
今日の金曜ロードショーで僕が大好きで、映画史上最も正しいエンディングであると書いた「ワイルド・スピード スカイ・ミッション」が放送された。映画はいたって普通のいつも通りのワイルド・スピードなのだが、エンディングそのものを、映画の完成間際に自動車事故で亡くなった主役のポール・ウォーカーに捧げる構成になっている。エンディングの途中で、過去のシリーズ作品からポール・ウォーカーの大事なシーンがいくつか流れる。敵だった二人が出会い分かりあい、互いを助け合いながら仲間になり、ともに戦うことでいつしか家族になっていた。画面の向こう側の登場人物達も、こっち側でみている観客も皆、亡くなったポール・ウォーカーの輝ける瞬間を見ながら心の中で「さよなら」を言えるんだよね。

それが今日のロードショーで、丸々カット・・。一番いい部分を丸々カット・・。「主演のポール・ウォーカーさんは本作完成直前に亡くなりました。」と右側に字幕を出して、それで終わり・・。ふざけるな!あの部分を流さないことには、「ワイルド・スピード」はただの車バカ映画だと思われちゃうじゃん!(実際そうだけど・・)。なんか、こんなやり方だったらまだ流さない方がよかったなあ。こういう感じだからテレビで映画をかけるのがどんどん少なくなっているに違いない。愛がないのだ。愛が。

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