死を理解

 葬儀にはもちろん先生も連れて行ったんだけど、ちょっとだけ心配であった。見慣れないところが怖いという、ちょっとしたビビりなところがあるので泣いちゃったり、静かにしないといけない所で落ち着きがなくなったりしたらどうしょう、と思っていたけど案外問題なく過ごせた。まあ、親戚たちがチヤホヤしてくれるというのが大きいけど、たぶんまだ理解していないんだよね。棺の中に花を入れる時なんか、楽しんでどんどん入れていたもんね笑。
 帰ってから相変わらず遊んでいる先生を見ながら、子供は気楽でいいなあ、羨ましいなんて考えていたら先生がふと「おじちゃん壊れちゃったの?」と尋ねてきた。あ、理解までは行っていないけど、こいつはこいつなりに感じる所があったのか、と気づいた。子供だからと言って、馬鹿にできない。

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