罰金

どこのタイミングだったか覚えていないけど、W杯で各国が喰らった罰金がニュースになっていたよね。サポーターの暴力事件から差別的な発言まで、いろいろとあったけど一番面白かったのは「公式スポンサー」ではないメーカーの用具を使ったり、ドリンクを飲んだりすると罰金を喰らう、という事実である。たしかにワールドカップのテレビ放映は世界で最もみられるコンテンツの一つだから、そこで流れるCMは効果絶大で、その分料金も高い。試合中に映る看板もそうだし、選手たちが身に着けるものももちろんそうだ。そこになんのスポンサー料も払っていないメーカーの商品が画面に映るというのは、確かに筋違いな気もする。それを防ぐための罰金なんだろうけど、これって逆に考えれば「スポンサー料払うぐらいだったら、罰金を払う」という発想もあるわけで、問題になったすべり止め付きのソックス「TRUSOX」はこれは狙ったんじゃないか、と思うんだよね。これが実際に罰金を喰らったイングランドの写真なんだけど、アキレス腱の所に白い四角がついたソックスを履いているのが確認できる。この白い部分がラバーになっており、すべり止めの役割を果たすんだけど、罰金を払うのが嫌だったらこのラバーを赤くすると思うんだよね・・・。でも、いうまでもなくアキレス腱のこの部分までラバーがデザインされていることで、「あ、この選手TRUSOX履いている」ということがわかり、広告になるんだよね。スポンサー料より罰金の方が安いともなれば、そうなるよなあ、と思うんだよね。

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