アナザー・スカイ

 金曜日の深夜にやっている「アナザー・スカイ」という番組。芸能人が自分の「もう1つの故郷」を紹介する番組である。時間的に見やすいこともあって高い確率で見ているんだけど、昨日のゲストがイトウヒデアキであった。そして、イトウヒデアキが紹介していたのがアルゼンチンだったんだよね。残念ながら僕が全く知らない田舎のどこかを紹介していたけど、好感がもてたのはイトウヒデアキが本気でその場所を気に入っていることが伝わって来た所である。そしてこの回を見て気づいたんだけど、今までのゲストが紹介していた自分たちの「もう1つの故郷」とのつながりが微妙に薄かったんだよね笑。中には三ヶ月しかいなかった場所を「故郷」と呼ぶ人たちもいて、そんなものかなあ、と見ながら思っていたけど、あの時に感じていた違和感に1つの答えが出た気がした。
 ああいう番組だから、再開した人たちとの再度の別れを通じてちょっと感動的に仕上げるんだけど、時折嘘っぽい時もあった(失礼)んだよね。それに比べイトウヒデアキの回は非常に真に迫っていて、信頼がもてた。イトウヒデアキ、すぐにアルゼンチンに戻りそうだなあ、と思ってしまった。

モンブラン

 ここ何年かで、モンブランが好きになった僕である。ケーキに限らず、甘いものは昔から好きなんだけど、今まではフルーツがたくさんのっていたり、カラフルで派手なケーキを選んでいたけど、ここのところもっぱらモンブランである。同じモンブランでも店によってまったく解釈が違ってたりして、かなり違いがあるんだよね。色だったり、メレンゲがついてたりついてなかったり、栗の味付けだったり。見かけは割りと地味な外見なんだけど、かなり細部まで練られるケーキなんじゃないのかな。食べ物のことはまったくオンチな僕だけど、職人の腕がなるメニューなんじゃないか、と思ったりするのだ。なんていうか、たぶん深い、と思うのだ。
 色々食べてみた中で「この店のがいい」というのがあって、僕の習性としてはその店のモンブランだけをずっと食べることになるんだろうけど、新しい店を発掘しようと珍しく思っていたりする・・。でも、モンブランがこれだけ深いってことは、実は「ショートケーキ」もすごく深いのかなあ。案外シンプルであればあるほど深いメニューなのかも知れない。