忘れられる権利

 これ、かなり面白いニュースだよね。
「私人は時間の経過に伴って現状にそぐわなくなった過去の個人情報に関する検索結果を削除するようGoogleに要求できる」
という裁判の判決から生まれた言葉なんだけど、早速希望者用フォームがリリースされ、リクエストが殺到しているらしい。ネットの海を泳いでいる自分の情報を消したい人はたくさんいることは想像できるけど、逆に
「それだけの人数の個人情報が流れているんだ」
とう事にもビックリである。今のところヨーロッパだけでの施策だが、アジア、日本にもその流れがやってくるかも知れない。あんまり報道されないけど、この問題はインターネットの未来においてとても重要な問題で、新しい観点なんだよね。そもそもネットに流れている情報の信憑性も怪しいし、その情報に価値があるのかどうかも怪しい。消すってことはその情報を認めることになってしまい、なんだか複雑である。また、googleはあくまでも検索サイトであって、情報が記載されているサイトの管理者でもなければ責任者でもないんだから、実際に消すことは可能なのだろうか・・。複雑な問題だなあ。