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今回の南北首脳会談は将来、教科書に載るぐらいの出来事なのだそうだ。南北の関係修復で以前にもノーベル賞が出ていることから、今回もそうなる可能性が高い。でも、そんなにすごいことか?と思ったりもする。なぜなら、アイツは伯父を銃殺し、兄を毒殺している人なんだよね。もちろん、真相は闇の中だけど、ああいう人と握手をしても、もう片方の手はいつでも殴れるように固く握りしめているはずである。

今回ちょっと悲しく思ったのは、話題が大きければ大きいほど100%の平和はないことが分かってしまう所である。北に都合のいい落としどころがあるように南にもあって、その落としどころを探すことになるんだけど、それってもう100%の平和、100%の統一ではなく、50%の平和、いや、頑張って60%の平和、ってことなんだよね。というか、100%を目指してやってと50%にたどり着く感じかな。国際的な権力争いの舞台では、平和すらも分割されるのか・・、と。ということで、完全な非核化ではなくて核軍縮だろうし、平和も「ほどほどの平和」ってことなのだろね。