愛がない

アメフトのあの監督のあのコーチを見ていて思うのは、きっとこの人たちも若い時、もしくは選手時代には同じような扱いを受け、同じような教育を受けてきたんだろうなあ、ってこと。 もうそれしか知らないし、年を重ねた後では誰も指導してくれないんだから、そうなるのは当然といえば当然である。

野球でも同じような話があって、昔のコーチは選手を怪我する手前まで追い込んで、摩擦が生まれることが良くあったんだよね。時代が変わって練習方法も改善されて、選手としては時代遅れの練習に不満が報道される時代があった。意見の相違、価値観の違いといえばそこまでだけで、コーチとしては自分はそういうことをして大金を稼いだり、選手を引退してもコーチとしてやっていけてる、という思いがあって、自分の選手にもそうなって欲しいという、愛あってのしごきだったんだよね。そう、アメフトのこのニュースの何が悲しいって「監督とコーチの、選手に対しての愛が感じられない」所である。監督に大事にされない選手なんて、もう悲劇以外のものしかない。サッカーならまだしも、完全に駒になって戦術を遂行しないといけないアメフトではなおさらだよね・・。