気球の事故

 中島らもの小説「ガダラの豚」に、気球の事故で娘を失った夫婦の話が出てくる。不幸なこの事故は最後まで夫婦の精神面に影を落とし、彼らを追い詰めたりする。舞台こそエジプトではないが同じアフリカ大陸であり、このニュースを知ったときにすぐにこの小説のことを思い出した。
 ニュースを見た感じでは、どこが最終的な責任を持つのかが決まっていないようだ。保険もあるし、同意書にサインももらっているみたいだけど、きっとこれから生臭い話が進むのだろう・・。とにかく、遠い異国でなくなった方々の無念の気持ちは想像も出来ない。上空で燃え立って話だから、上は火事、下は飛び降りれない、どっちにしろ墜落、という状態だったのだろうか・・。それにしても熱気球って案外人数が乗るんだなあ。

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