ほっといてくれ

酔っ払いがフラフラと千鳥足で寿司の折詰をぶら下げて帰宅する描写ってあるよね。漫画やアニメでよく見るあれである。ベタでありながらも一度も目にしたことがない。全くの想像だとは思わないが、実際に見たことのある人は少数なのではないだろうか。泥酔したおっさんが律儀に家族に寿司を買っていくか?と思っていたけど、あれには
「夜遅くまで贅沢をしてしまった罪悪感から来るもので、家族にもいいものを食べさせたい、で、そのいいものはお寿司である」
という庶民のちょっと可愛いらしい発想から来る行動らしいんだよね。昔のお父さん達やよくやっていたそうで、夜中に起こされては普段食べさせてもらえないお寿司を食わされ、何が何だかという体験をした人はたくさんいるみたい。「家族にいいものを食べさせたい」なんて言っているけど、本当はきっと「寿司なら文句言われないだろ」ってことなんだろな笑。
いきなりなんでこんな事を書いたかと言うと、それはあのケイト・モスがデザインした、寿司を持って帰るためのsushi boxが発売されるからである。
a_560x375これがそうなんだけど、まあチョコレートが入っている箱と言われた方がしっくり来るデザインなのだ。ケイト・モスといえば、ある層に宗教のような形で崇められているスーパーモデルで、そんな彼女がデザインしたんだからきっといいものなんだろう。が、このニュースを聞いた時に思ったのは「勝手に何をしてくれているんだ」ってことである。で、そこから酔っ払いがフラフラしながらお寿司を持つ事はあるのか?って事を調べ出したんだけど、意外な事を知る事に繋がったわけだ。まあ、アレを買う人がいるのかどうかわからないけど、文化はどこで広がりどこで伝わるのかがわからないので、ある部分では認めないといけないのかな。

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