そんなにファンはえらいのか

 浦和の例の横断幕の件がついに無観客試合までになった。処分の重さが適切かどうかはわからないけど、たった1つのメッセージが連帯責任の形でたくさんの人たちに迷惑をかけ、大きな損失をもたらした。
 前にも書いたし、今も考えは変わらないけど、
「ファンってそんなに偉いのかね」
って疑問があるんだよね。この前もなんかのニュースで読んだけど、サッカーチームが負けた時に、ファンが出待ちをして監督と選手と話しをさせろ、と訴えたというニュースである。確かに良く見るよね、連敗を喫しているチームに向かってサポーターが声を荒げ何かを訴えているのを。そういうシーンを見るたびに、なんだか変な気持ちになるものだ。
 プロスポーツに置いてファンは大事だし、ファンなしでは成り立たない事は百も承知。そして、ファンの声援が勝利を近づけることが出来る事も認めなければならない。だが、だからと言って何もかもが許される訳ではなく、絶対的な存在ではない。少なくとも、選手や監督と同レベルで意見を述べられる存在ではないはず。ファンに出来る最高のことは試合前にグッズを買って声をからして声援を送り、ビールを飲んで帰宅することだけ。それぐらいだよね。ただ、今回の処分はサポーターの行動に対して行われたもので、ある意味ではサポーターの大切さを認めているとも言えちゃうんだよね。なんだか誰も得しない出来事だ。

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