胸を張って

 今回の大会って、8年前の大会とそっくりな展開だよね。あの時はオーストラリアに逆転負け、クロアチアにドロー、ブラジルに1-4でボコられるという展開で、今回はコートジボワールに逆転負け、ギリシャに引き分け、コロンビアにボコられるという、ほぼ同じ流れである・・。何かあるのか?今回も誰かがピッチに倒れこんでずっと動かない、そんな展開が待っているんじゃないかと思ったけど、そんな事はなかったらしい。
 という訳で、勝ち点1での大会終了である。ニュースなどを見ていると、「胸を張って帰ってきて欲しい」という意見が多くて少し不思議だった。日本代表に対して厳しい意見を持つ人もいるはずで、納得のいかない結果に不満を表現する人もいるのでは?と思ったけど、戦いを終えた選手たちに対し優しい言葉が向けられている。
 大会前に「優勝」という言葉まで飛び出し、100%無理だと分かっていても何となく心を動かされた人もいると思う。「優勝」という言葉に対し、何かしらの責任はあるんじゃないか?と思わないこともないけど、そんな事を追求するぐらいだったら、もう今からロシア大会に向けてスタートを切った方がいいよね。4年後だもんなあ。なにもJリーガーだけでなく、今の高校生や中学生、彼らが今から走り出さないといけないんだよね。
 代表が帰国して記者会見の場での空気がどんなものか確かに気になるけど、どうにか今後に繋がるような、希望に富んだ話をして欲しい。

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