猟奇的

 この前にここで書いた「北九州連続監禁殺人事件」を知ってから色々と調べていたら、92年に起きた「市川一家4人殺人事件」という事件にたどり着いた。日本の犯罪史上の中でもかなりの凄惨な事件なのにあまり有名ではなく、なんでだろうと気なって色々と読んでいたら、今日になって9人を殺害し解体した事件のニュース流れてきた。こういう「猟奇的」と呼べる事件ってちょくちょく起きているよなあ、と、そして必ず異常な事件を起こした犯人がどんな奴なのかがこういう事件のポイントとされるよね。かならず犯罪心理学の先生みたいな人が出てきて、犯人の異常性を解いたり、なんでそういう事に行きついたのかを推測したりする。
 僕が面白いと思うのはこういう事件が起きた時の世の中の反応だよね。「猟奇的」という言葉には暗い魅力があって、誰もが「なんでそういうことをしたのか、なんでそういうことが出来るのか・・」、「狂っている、気持ち悪い、怖い」と目を覆いながらも指の隙間から覗いてしまうような、そんな感じだよね。そういう僕もこういう事件をしるとついつい調べてしまったり、本を読んだりする。何が面白いんだ?って聞かれると少し困るけど、最近思うのは
「人が人の道を外れる瞬間や理由」ってどいうものなんだ?という好奇心なのかなあってこと。もちろん、心理や犯罪学的な崇高なものではなく、ゲスな好奇心なんだけどね。ああいうことをしてしまう人の心のなかというか、精神的なアあり方がもう普通じゃないんだよね。その普通じゃない感じが気になるんだよね・・。

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