ストリートファッションとヴィトンのアレ

 SUPREMEとヴィトンのコラボを見て、なんだかずっと気に食わない気持ちがあった。誰にも言えずにいたんだけど(笑)、昨日のセビで話すことが出来てやっと自分の中での整理がついた気持ちになった。
 僕がずっと不思議に思っていたのは、ストリートファッションはCHANELやヴィトンと言ったラグジュアリーなブランドに対抗して生まれたものであったという大前提があって、それがラグジュアリーブランドと手を組むということは自分の生い立ちに反している、という感じがしたんだよね。ファッションにおけるカッコいいという基準は自分たちで決める、という勢いというか若さというか、反抗の精神がストリートファッションの礎であって、そこにこそ「格好よさ」があったと思うんだよね。それがハイブランドと手を組んで体制側になってしまっては元も子もないと思うんだよね。
 確かにいまではファッションは変していて、男が女性ものを着たり、女性が男性の服を着たりしてジェンダーレスになっている。大きなサイズのものをダボダボに着る流行で、自分にピッタリなサイズを着るという概念も崩れている。ユニクロの登場でブランドの垣根もなくなっている。そういうことを考える、シュプリームもヴィトンもフラットに並んでいるとも言えるが、「意味」を無くしてはいけないと思うんだよな・・・。

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