トランプさん

 色物おじさん、泡沫候補中の一番の泡沫という評価だったのに、今では「もしかもして・・」という流れになっているようで、良いのか悪いのか、良く分からないけど何となく怖い気がするこの頃。移民や中国、メキシコに対してとんでもない発言を繰り返している事が一番の問題だったのに、今ではそれが追い風となっているらしい。確実と言われていたヒラリーさんもダメそうだし、遠い異国での出来事ながらなんだか不安な空気がここまで伝わっている気がする。
 一番怖いのは、あのおっさんのメキシコやアラブ人に対する罵詈雑言が、実は大多数のアメリカ人の本音だったかも知れない、ということがバレちゃったことである。そして、今までの政治家よりも、このおっさんの方がまだマシだ、と感じている世論。日本ではまだ「滅茶苦茶なおじさん」として面白可笑しく紹介されているけど、海外のニュースとかを見ると割とちゃんとした人の様に報道されているんだよね。しゃべり方が飲み屋のそれなだけで、という評価っぽい。どうなるやら・・。とにかくアメリカ人には正しい決断をして欲しいのだが、果たして日本人にそんなことを言う資格はあるのだろうか・・。

ディカプー

 「タイタニック」のディカプーが有名だろうけど、昔からの映画ファンにとっては「ロミオとジュリエット」のディカプリオの方が好きだったりする人も多いんじゃないかな。あの映画のディカプーは相手役のクレア・デーンズよりも美しかった。もう20年前の話か・・。
 5度目のノミネートにして、やっとディカプリオがオスカーを受賞。ノミネートされては落とされる度に「もう映画は引退する」と宣言していたが、頑張ってやり続けたことが報われたのか。オスカーは賞金も何もなくただの名誉だけなのだが、オスカー以外のすべて獲得してきたディカプリオに足りなかったのはこのピースだけである。ついにすべてを獲ってしまった今、ゲームをクリアした今、何をモチベーションに演じていくのだろうか。逆にマイナスに出るんじゃないかと心配である。
 意外だったのは、やっと受賞した賞のスピーチで地球の温暖化を訴えたこと。昔から環境活動をしていたのは知っていたけど、そこまで熱心だったなんて。気持ち的には、泣きながら感謝の言葉を述べる姿を見た方けど、まあ世界のトップはこうでないといけないのかもね。ちなみに僕の一番好きな一本は今も昔も「ザ・ビーチ」です。