手荷物に実弾

 60代のアメリカのおばちゃんが成田で実弾を100発捨てたニュースが面白い。成田で乗り換えの際にバッグから食べ物を出そうとしたら、うっかり実弾を持ってきてしまっていた事に気づき、ゴミ箱に捨てたらしい。ツッコミどころ満載のニュースではあるけど、アメリカ人はこれほどまでに、普通にバッグの中に実弾を持ち歩いているのか!というのが一番の興味深い所である。僕も向こうにいた頃は実弾を触ったことはあるけど、9ミリのものでも100発あったらそこそこ重いよ?もう、普通のことなんだろね。アメリカの警備も入国は厳しいけど、出国はそうでもないってことか。このニュースを読んだ暴力団の人たちとか、すごく羨ましく思っていたり、その手があったか!とか思っているのかな。ちゃんと不燃ごみの所に捨てたのだろうか・・・。

最初に読むべき本

 先生が一番最初に読む本は何になるだろうか、と考えていたら、おそらく家の本棚にあるものだよな、と。自分の経験上そうだったし、それが自然だよな~、と思いながら俺はなんだっけ?と、子供の頃に読んだ本を読みなおす事にした。
 僕の記憶に今でも残っているのは「トム・ソーヤーの冒険」。どんな子供でも一度は読むけど、読むのはその一度だけになることが多い作品の代表格だと思う。読んだけど覚えていない、という人が多いんじゃないかな。というわけで読んでみることに。やっぱり面白いし、子供の世界というか、あの時の視線の高さにはもう戻れないよな・・、なんて思いながら読み進める。宝探し、海賊盗賊、冒険。すごい懐かしくて面白いんだけど、読み進んでも読み進んでも目当てのシーンがこない。ついにインジャン・ジョーのラストが描かれ、物語は終了。トムたちは絶対に大人になることなく、あの中でずっと遊んでるんだよな。いいなあ、というその感じを思い出した。が、読み終わったころに気づいた。あ、僕が読みたかったのは「ハック・ベリーの冒険」の方だったと・・。買いなおしだな。