この本が気になっている。著者が色々な人たちの捨てられないTシャツをエピソードを交えながら紹介しているみたいで、著者やその周辺に興味があればすぐに買うのだがそうではないので、躊躇しているところである。興味があるのはあくまでもTシャツなんだよね。
Tシャツのカタログ本みたいなものがあれば楽しそうだけど、羅列することは不可能であることは容易に想像である。Tシャツというフォーマットをもとに、今まで何パターンのTシャツが売られてきたんだろう。2万はするようなTシャツもあれば、プレミアがついて5万円だしても買えないTシャツ、おそらく一度しか着用されない限りなく使い捨てに近いTシャツ、おそらく原価よりも安い値段でたたき売られているTシャツ。様々である。でも、捨てられないTシャツの判断基準はそこではなく、100%思い出とリンクしているところだろう。
僕も何年か前にランボーのプリントが入ったTシャツを買ったんだけど、これが微妙に小さくて着れない。デザインがデザインだから、誰かにあげるわけにもいかず、かと言って捨てることもできずずっと持っている。時々出しては眺めてまたしまう。それをもう、4-5年は続けているかな。笑思い出ってわけじゃないけど、捨てられないの中にはこういう理由もある。