おもてなし

 トランプ御一行の皆様が来日を終え、今度は韓国や中国での歓迎っぷりのニュースが続いている。現時点での嫌われランキング№1の存在に対し、各国はどういう対応をとるのかなあ、なんて思っていたけどそこはやはり選挙で選ばれたアメリカの大統領である。ちょっと前までは人種差別者であり最低人間で政治の素人、という報道ばかりだったのに「友情」とか「連帯」みたいな言葉が踊っていて世の中は難しいな、と思った。
 ちょうど御一行様が来日中に僕も子供を連れて都内に出かけたけど、これでもか!というぐらいの警官と警察車両の数にビックリした。あれだけ評判が悪かったらどこかの馬鹿が変な気を起こしてこれまた馬鹿なことを起こすかもしれない、と不安に思うだろうな、そりゃ。日本にいる間に変な事件がおきて向こうに迷惑をかけては末代までの恥になる。警察も大変だったんだろうな。
 どんなに貧しくても貧乏でも客が来たら最大限にもてなす、というのは世界共通の文化である。文化圏が違く手もその価値観は不思議と同じで、人間の善の側面を表しているのかなあ、とちょっと思った。でも、どうやら韓国では「トランプ帰れ!」みたいなデモがあったみたいで、らしいなあ、と。トランプのTwitterを11分使用不能にした奴と同じってわけでもないだろうけど、今トランプに対し何か反抗的な事をすると世界から賞賛されるきらいがあるじゃない?分からんでもないけど、「やってやった!」というアピールもなんとなくダサいなあ、と思ってしまった。と同時に、日本における手放しの大歓迎もどうなんだ?とも思ったりする。このバランス、むずいな。