能力の問題

 虐待のニュースや新幹線のニュースを見ていると北朝鮮のことなんか霞んでしまう今日この頃である。やっぱり日常が脅かされると、対岸のことはどうでも良くなってくるのね。特にやっぱり虐待のニュースの事が残っていて、ついつい考え込んでしまう。なんでそんなことが出来るのか・・、と。心の問題?精神的な病気?気持ちをコントロールできない?とか、色々と考えても想像力が及ばない。
 こっちもそうなる可能性があるって書いたけど、そうなってしまう理由を理解できない事のは当たり前ながら、ちょっと気持ち悪かったりする。多分だけど、「親になるにも一種の才能というか、能力があるのではないか」とちょっと思ったんだよね。表現が難しいけど、色んな人がいる中で特定のこれが出来ない人っているよね。それと同じで、「親になる資質」みたいなものがない人がいるのかなあ、と思ったんだよね・・。正しく言うと親としての資質は誰にもなくて、どこかで習得したり教えてもらったりで獲得するんだろうけど、それが出来なかったのかなあ、このニュースの場合は。
 昔は祖父祖母と一緒に子供を支えたって良く聞くよね。父母ジジババの8本の手が子供を支えていたけど、それが変わっていって今では父母の4本だけになっている、というアレである。8本もあれば一人二人がダメになってもなんとかなるけど、それが4本になりその中での一人がダメになったらもうアウトである。なんか、考えれば考えるほど救いがない・・。

虐待死

このニュース、本当に滅入る。テキストが上がっているとついつい読んでしまう。新しい情報が出てくるたびにより凄惨さが際立ち、読まなきゃ良かった・・・と毎回思ってしまう。

こういうニュースの度に思うんだけど、虐待をおかした両親に対する批判や子供への同情のコメントに気持ちが入っている気がする。全くの他人ながら、怒りや残念さを感じるのは当たり前だと思うけど、毎回毎回同じ流れだよなあ、とも思ったりする。肝心の「なんでそうなったのか?」とういう所まで話題が行かないんだよね。もちろん、赤の他人にそこまで突き詰める義務なんてないんだけど、真剣に怒ったり自分の意見を書くぐらいだったら考えてもいいと思うんだよね。こういう事件って扇情的に騒ぎ立てちゃうのはわかるけど。

表現が難しいけど、この事件で一番怖いのはあの両親と僕との間にそこまで違いがない、ってことだと思うんだよね。そりゃ遠~い遠~い対岸の人ではいるけど、僕だけではなく世の中すべての「親」と呼ばれる人たちはいつでも向こう側に落ちる可能性があり、「俺は絶対大丈夫」と思っている奴が一番危ない。ちょっとした差なんだろなあ。ちょっただろうけど、それが生む結果があまりにも大きい。

 

観戦

VONDSvsレイソルの一戦を観戦できた。ここから柏まで長い道のりだったけど、非常に楽しかった。結果こそ綺麗にやられた感じだけど、「惜しかった・・」とか「もうちょっと頑張ってれば」とういう悔いが残る感じよりはすごくスッキリできて、全然良かった。一番良かったのはノブがすごい楽しそうに走っていたことで、それを見れただけでも良かったかな。ああいう舞台の中で仲間が必死に走っているのを見るだけで泣けてくるというか、感動的なんだよね。格好良かった。

僕が観戦に慣れていないからだろうけど、夜なのに丸で昼のような明るさのスタジアムってとても非日常で、気持ちが良かった。

チバニアン

かなりの大ニュースでありながら、いまいち浸透していないチバニアン。大発見な感じがしないのは絶対にこのネーミングのせいに決まっているが、それと同時に「見ていても何がなにやら、違いがわからない、ただの土にしか見えない」というのがある。週末に行ってきたのだが、急な山の斜面を降りる感じになっていて、たどり着く大変さに比べて見るべきものは少ない(笑)。分かりやすいように山の断面に色分けした杭を打ってくれいているのだが、やはりただの土にしか見えない。子供に「川に行こう」と言いながら無理やり連れて行ったのだが、本院は皮のほとりにいたオタマジャクシに夢中だった。ロケーション的には最高の場所なんだけどね。

COBRA KAI

「ベスト・キッド」の続編ドラマである「COBRA KAI」が最高に面白い。映画の続編がドラマ、っていうのも新しいし、youtubeのオリジナルドラマであることも今までないパターンである。しかも内容がベスト・キッドとなれば、僕の世代のオジさん達の心を鷲掴みにするのに決まっている。今1話と2話が無料で公開されていて、それ以降の8話が1つ300円で販売されている。

もう一つ面白いのは、悪役であり前作で主人公のダニエルさんに負けたジョニーが主人公なのである。彼はあの頃の思い出に縛られ、今だにどん底の生活を送っているのだが、一念発起、コブラ会を復活させるのである・・。そこに車のディーラーとして大成功を収めているダニエルさんや、互いの家族が絡んできて・・、というストーリーである。ベスト・キッドを見て修行や例のキックの真似をしたことのある人は必見です。

W杯のユニ


今大会のユニがもうほとんど発表されていたなか、噂になっていたナイジェリアのこのユニが正式に発表された。2月ぐらいに同じようなが画像が流れ、こんな感じになるよという案内があったけど、なぜにここまで奇抜に!という声があがっていて最後には落ち着くのではと予想されていたけど、どうやら本当にこのデザインらしい。なぜに?という感じだけど、これは良い傾向ではないか?

実は今日ときわに行く用事があって、そこでスタッフと話したなかで「最近、ユニの傾向が昇華プリントより貼り付けに戻ってきている」というのがあった。一時は昇華が最高峰とされていて、そればかりになっていたけど最近はラバーの圧着が増えてきている、ということだった。確かにそうだよなあ、ラバーの方が立体感があったり色に光沢があったり、デザインとしてはやりやすいんだよね。

ナイジェリアのこのユニも90-94年あたりの独特なデザインに戻ってきている感じがして、非常に好ましい。このまま進めばどの国も個性を重視したユニークなデザインに戻っていくのかも知れない・・。