美しさは細部に宿る

 今TVで美容整形を受けた人たちの術前・術後を比較しているんだけど、ちょっとした差が大きな違いを産むなあ、と思わされる内容である。「普通」と「美しい」って全く違うものに思えるけど、その差はほんの2,3ミリなんだよね。クレオパトラの鼻が数ミリ低かったら歴史が変わっていた、なんていうけど本当の事かもしれない。
 面白いのは普通と美しいの差は2,3ミリなんだけど、「美しくない」と「美しい」の差は多分4,5ミリなんだよね。あんまり違いがないというか、気づかないぐらいの差なんだけど、その差はとんでもなく大きい。美しさはミリ単位のせめぎ合いなんだなあ。

クルーズコントロール

 車にクルーズコントロールという機能があって、せっかくだから使ってみた。クルーズコントロールは、設定した速度をずっと保ってくれる機能である。アクセルを踏まなくてもずっと同じ速度で走ってくれるから、「疲れない」というのが一番の利点だそうだ。渋滞があると使えないから、使える場面が限られてくると思うんだけどね。というわけで使ってみた。当たり前だけどちゃんとずっと同じスピードを保ってくれる。1キロの誤差もなく、ずっと同じスピードである。そういう意味では人の足よりは正確なのかもしれない。でも、足を乗っけていないのに車が走っているこの感覚?ハッキリいって怖い。足の置き所がないし笑。
 自動運転のハードルって技術的なものはもちろん、哲学的な側面とか、法律的な問題ってたくさんあると思うんだけど、一番の問題は人の心かも知れない。それは「俺の運転より自動運転の方が安全」という所まで心を持っていけるかどうか、信じられるかどうか、だと思った。何もしていないのに車が130ぐらいで走っていて、それに自分が乗っている、でも何もしていない・・。これに慣れるのは相当大変な気がする。