自己批判

コンフェデが3連敗で終わった。優勝を狙っていく、大会前に威勢のいい言葉が飛んだだけに色々と注目が集まったけど、終わってみれば順当な結果。予選突破はブラジルとイタリアだろうってことは世界中の共通認識だっただろうし、中途半端にいい結果が出てしまっていたら余計に危なかった気がする。仮にブラジルに惨敗、イタリアには惜敗、メキシコに勝ってしまっていたら「日本代表は強い」ということになり、今と違った気持ちで本大会に挑むことになっていたはず。よく考えたら、日本は勝ちすぎていたとも言える。予選も楽勝だったし、アジアカップも優勝。「勝つのが普通」、とまではいかなくても「まあ、勝てるっしょ」という想いはあったのかも知れません。そういう意味で、勝っても負けても得られるものがあまり変わらないこのコンフェデはいい練習台だ。

紹介された選手達のコメントには、自分達に向かれらた批判的な言葉が多く、なんだか萎えてしまった。足りないとか、このままでは駄目だ、あまりにも差がありすぎる等、必要以上に悲観的な言葉が多くなんだか凄く悲しかった。これは「優勝を狙っていく」と言ってしまったことへのフォローで、突っ込まれる前に、攻められる前に自分達から駄目だしをしておこうという自衛手段なのかなあ。自分達に対し、厳しく考えていますという姿勢は必要だと思うけど、何も外に出さないといけないものでもなく、心に秘めて行動に移すべきだと思うんだけどね・・。でもまあ、それだけ本気でブラジルに勝つと思っていた、勝てると思っていた、という価値観の中から生まれた言葉だと信じたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。