炎上で人は死ぬのか

病院での会計時に名前ではなく番号で呼ばれたことに激怒し、金を払わずに病院を去り、その時の顛末をブログに載せていた議員が自殺したらしい。ブログを書いたのが6月5日。それが大炎上を起こし、6月17日には会見を行って謝罪を行うものの、その後も辞職を求める電話やメールはやまず、6月25日に自殺、という流れである。その時のブログは削除されているが、ネットのあちこちで読める状態になっている。読んでみるとそりゃあ炎上するわ、と思うほどの内容で、叩かれるのは仕方のない、いやもはや当たり前な気すらする。いい大人で、尚且つ立場ある人がそういう行動を取るのも驚きだけど、それを書いて公表しちゃう神経の方が明らかに問題である。ブログなんて書いている間に何度も読み返すものだから、その間に気持ちが落ち着いたり、こりゃイカンと気づいたり、書いちゃったけど公表は辞めようと思えるはずなんだけど、それがないんだよね。それどころか、怒りが爆発して燃えている感じが文面から匂ってくるのである。この、
「我慢出来ずに書いたものを発表しちゃった」

「自殺した」
この両方に精神的なバランスの悪さが見えて、似ている気がする。書くときは凄く強気なんだけど実際は弱い、という危うさ。

それにしても、何とも後味の悪い事件になってしまった。今頃、テレビなどで叩いた人達の心境はどんなものなのか。これで叩いた事を反省したり、意見を変えたりしたら余計変な事になりそうだけど、全員複雑な思いでいるに違いない。

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