兄弟が姉妹

 「マトリックス」の監督であるウォシャウスキー兄弟。兄の方が性適合手術を受け、女性になったことは知っていたのだが、つい最近弟の方も同じ手術を受け性別を変えたようだ。親類はいるかもしれないけど、兄弟で同じ手術を受けた人たちって今までいたのだろうか。
 よく考えたら、マトリックスもその後に作ってきた映画にも「本当の自分を解放する」というテーマが共通して底に流れている。因果関係がないと考えた方が不自然だろう。自分のあり様に違和感を感じながら生きるのは辛そうだが、それを克服すべく手術に踏み出す勇気もすごい。いくら金も名声もある選ばれた人間だとは言っても、リスクは変わらないからねえ。封建的なアメリカで暮らすことを考えれば、勇気を出して自分の性を獲得するより、我慢して自分を隠す方が楽そうだしね。思い出すのはデビュー作であるバウンドのあのセックス・シーンだよね。刺激的過ぎて大好きだけど(笑)、これからはちょっと観方が変わってしまうかも。笑。

人生最高のゴール

セレッソの柿谷が決めたあのゴールがすごくて、何度も動画を見てしまった。あれは練習すればできる様になるものなのだろうか。技術的にできたとしても、あの場面のあのタイミングであの選択をするには、特別な何かが必要に違いない。
そして、ユーロでリカルジーニョが決めたこのゴール。自分自身で「人生最高のゴール」と位置付けているみたいで、納得である。たしかにすごいゴールだけど話が大きくなればなるほど、DFがかわいそうだなあと思わないこともない笑。自分の人生最高のゴール・・、悩むほどないなあ。

世界は狭い

 金曜日に発注したものが今日、イギリスから届いた。あまりの速さにびっくりである。早い発送方法を選択したから週末には届くかと思っていたけど、3日で届くのは本当に早い。家に不在通知があり、関税分が代引きになっていたから
「代引きでは買い物はしない。これは危ない。架空請求かも知れない!」と一瞬本当に本気で疑ったぐらいである。海外からも買い物と言ったら、頼んだものと違うものが届いたり、色やサイズが間違っていたりというのは日常茶飯事。無事届けばもうけもの!という価値観があったんだけど、最近では違うのかもね。
 それにしても色んな人のたくさんの努力が世界との距離を縮めている。本当にすごい。

はやりもの

包囲網を掻い潜れず、ついに先生がインフルにかかってしまった。家が野戦病院かのような状態になるんじゃないかと危惧していたけど、ひとまずそこまでの混乱はなく、なんとか切り抜けそうだ。家庭内感染も免れそうだし、とりあえずは何とかなったか・・。

僕は人生で二度ほどかかったことがあるが、あの苦しみを思い出すと心配が尽きない。だが、本人は寝てるわけでもなくいつも通りに遊んでいる。やはりいつもよりは機嫌が悪かったり、寝つきも悪いのだがまだいい方なのかなあ。これから何度かかるんだろう・・。心配だ。病気はたくさんあるなか、インフルは対策や予防が衆知されているけど、完全な予防は無理なんじゃないか?なんか大きな限界を感じた。

紐もデザインのうち

昔から靴の手入れが好きである。昔からと言っても、それは何年も履けるような靴を買える身分になってからのことなんだけね。やっと買えた憧れるの靴をずっと長く履けるようにのお手入れ、ちょっと楽しいのである。紐を外したシューズを綺麗に拭いた後に、その革にあったクリームを丁寧に伸ばしていく。塗りそこねがないように目を配りつつ、ソールと革の状態を確認していく。革が色とつやを取り戻してく過程が気持ちよく、一足が終わればもう同じようにもう一足を拭いてみる。靴を磨いてくれるお店の技、あれ教えてほしい。
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雨の日に履いたブーツの手入れを今日やってみた。やりながら思い出したんだけど、祖父か父が靴を磨いている姿を見て憧れを感じたんだよね。自分の靴をピカピカにしておくのが大人のたしなみであり、それがカッコいい大人の条件なんだ!と思ったのを覚えている。ALDENのローファーなんかを大事に磨くおじさんなんか、絵になってかっこいいと思うんだけどね。まだまだその領域までは遠い。

マイナースポーツの悲しさ

 これで女子サッカーがマイナーなスポーツに逆戻り、という声が大きいけど、実際はどうなるのだろうか。男子のおまけ、マイナーなスポーツであった女子サッカーがここまで注目されるようになったのは世界を相手に勝てるようになったからで、それを思うとそうなる可能性はありそうだ。最大の舞台であるオリンピックを取れなかった影響はすぐには出てこないけど、ジワジワと何かがこぼれだし、気づいたら「あの時のあの大会が分岐点だったかなあ」ってことになりかねない。とはいえ、現時点でもこれだけ注目されている。地道に頑張って結果を出した卓球はこれだけ騒がれているが、正直どれだけ続くかはわからない。一瞬の熱程、残酷なものはない。 
 そう思うとフットサルは本当にマイナーである。プロリーグがあるのにワールドカップを逃しても、世の中に波風は立たない。ニュースも一日限りのことだったし、その後の過程も語られない。女子サッカーはまだいい方なのかもなあ。

ハヤブサ死す

エザキエイジことハヤブサが亡くなった、のニュースが今日の夕方流れた。そういえば、プロレスが好きだった頃があったことを思い出した。ハヤブサはいわばジュニアの選手で、空中技が映えるレスラーでもあった。日本人離れ、いや、人間離れした運動神経を駆使し、リングをピョンピョン跳ね回る姿がとにかく格好良かったんだよね。それだけでなく、不思議な優雅さというか美しさがあった。それが2001年の試合中に足を滑らせ、脊椎損傷で引退。それだけでなく、以後の人生を車椅子で過ごすことを余儀なくされた。24時間テレビとかにも出ていた気がするなあ、去年だっけ?。
事故の瞬間の映像が今もyoutubeにあって、見ることが出来る。ロープに足をかけようとしてそれが滑り頭を打つんだけど、それが後の悲劇につながることを想像するのは難しい。あれだけ激しい技を受けても何度も立ち上がってきたレスラーであっただけに、たった一度のスリップが悲劇につながるなんて信じにくいんだよね。が、現実は厳しく、極限までに体を鍛え、どんな体勢からでも受け身をとれるプロレスラーであっても、怪我からは逃げられないと言うこと。その現実が1番厳しくまた怖くもある。

攻殻機動隊

 ハリウッドでの実写化が発表されてから、全くニュースがなかった「攻殻機動隊 ハリウッドバージョン」。なんと、ここに来て荒巻大輔役に北野武がキャスティングされたとのニュースが。公開日まで決まっているから、やっぱり無しよ、ってことはなさそうだが、撮影に入らないことにはどうなるか分からないのがハリウッド作品。期待は膨らませない方が良かったりする。
 主人公の素子訳がスカーレット・ヨハンソンであり、個人的には楽しみなのだが、批判の声があるのも事実。素子はアジア人が演じるべきだ、という声がすごく多いんだよね。ハリウッドでは、異人種を白人に演じさせることが多い。が、世界規模の作品となると種差別ととられることもあって、今回はまさにそれに当たる。でもまあ、半裸に近いスカーレット・ヨハンソンが見れそうだし、中国人にやられるよりはいいと思うんだけどね・・。

トランプさん

 色物おじさん、泡沫候補中の一番の泡沫という評価だったのに、今では「もしかもして・・」という流れになっているようで、良いのか悪いのか、良く分からないけど何となく怖い気がするこの頃。移民や中国、メキシコに対してとんでもない発言を繰り返している事が一番の問題だったのに、今ではそれが追い風となっているらしい。確実と言われていたヒラリーさんもダメそうだし、遠い異国での出来事ながらなんだか不安な空気がここまで伝わっている気がする。
 一番怖いのは、あのおっさんのメキシコやアラブ人に対する罵詈雑言が、実は大多数のアメリカ人の本音だったかも知れない、ということがバレちゃったことである。そして、今までの政治家よりも、このおっさんの方がまだマシだ、と感じている世論。日本ではまだ「滅茶苦茶なおじさん」として面白可笑しく紹介されているけど、海外のニュースとかを見ると割とちゃんとした人の様に報道されているんだよね。しゃべり方が飲み屋のそれなだけで、という評価っぽい。どうなるやら・・。とにかくアメリカ人には正しい決断をして欲しいのだが、果たして日本人にそんなことを言う資格はあるのだろうか・・。

ディカプー

 「タイタニック」のディカプーが有名だろうけど、昔からの映画ファンにとっては「ロミオとジュリエット」のディカプリオの方が好きだったりする人も多いんじゃないかな。あの映画のディカプーは相手役のクレア・デーンズよりも美しかった。もう20年前の話か・・。
 5度目のノミネートにして、やっとディカプリオがオスカーを受賞。ノミネートされては落とされる度に「もう映画は引退する」と宣言していたが、頑張ってやり続けたことが報われたのか。オスカーは賞金も何もなくただの名誉だけなのだが、オスカー以外のすべて獲得してきたディカプリオに足りなかったのはこのピースだけである。ついにすべてを獲ってしまった今、ゲームをクリアした今、何をモチベーションに演じていくのだろうか。逆にマイナスに出るんじゃないかと心配である。
 意外だったのは、やっと受賞した賞のスピーチで地球の温暖化を訴えたこと。昔から環境活動をしていたのは知っていたけど、そこまで熱心だったなんて。気持ち的には、泣きながら感謝の言葉を述べる姿を見た方けど、まあ世界のトップはこうでないといけないのかもね。ちなみに僕の一番好きな一本は今も昔も「ザ・ビーチ」です。