アメコミ

今TVでやっている「ウルヴァリン」を見ながら、最近すごくアメコミを見ているなあ、と思う。しかも面白いのが多いんだよね。ダークナイトシリーズ、アイアンマン、アベンジャーズ、Xメン ファースト・クラス。どれも満足した気持ちで映画館を後に出来る傑作ばかりであった。コミックを映画にするのってそんなに簡単なことじゃないとは思うけど、最近のアメコミは年々高くなるハードルを物ともせず、常に期待に答える映画を作り続けている。

日本でも優れた漫画作品がたくさんあるのに、映画化となるとどうもその通りにならない。ハリウッドと日本の映画界ではそりゃあ規模や予算の違いもあるし、製作時間の違いもある。比べるものではないとは思うんだけど、何となく寂しい感じはするよね。思えば「CASSHERN」ってあちこちで叩かれ、微妙な映画ってことになっているけど、気持ちが篭ったという意味ではすごくいい一本なんだよね。たとえ作った監督本人にしかわからなくても(笑)。でも、もしかしたらこれがアメコミにあって、日本映画(漫画映画化作品)にない何かなのかもなあ、なんて思う。ヒーローの悩める内面とか弱さとかこそ日本のヒーローで輝く部分だと思うんだけどなあ。