コントロール

開幕を前にしての練習試合+練習の流れ。色々とありながらも、大事なことを確認できてよかった。物事には良い悪い、正しい正しくないとちゃんとあって、それらを常に把握し、今の自分たちがどの位置に立っているのかを確認しておく必要がある。チームとしての指針、方向、ベクトルが合っていないことには、一緒に進むことも難しい。共通の目標に共通の意識で挑まねば。

正しいと思うことを

 僕は俳優としてのヤマモトタロウ、好きなんだけどね。窪塚が主演の映画で在日韓国人の青春を描いた「GO」という傑作があって、その中で主人公の先輩を演じているんだけど、その先輩のキャラのエネルギッシュさと無鉄砲さをすごく良く表現していて、完璧なんだよね。窪塚の台詞で「きっと先輩は今も走っているんだろうなあ(先輩は足が早いという設定あり)」というのがあるんだけど、その台詞にピッタリの存在感を放っている。未見の人は貸すから言ってください。
 そのタロウさんがやってくれましたね~。ヤマモトタロウといえば、イジュウインヒカルとの逸話である。以外だけど、二人は親友なんだよね。まだ売れない若い頃のイジュウインは昼間の番組に出演していた。本人はその番組ですごく悩んでいて、二人で飲んでいる時に「あの番組、なくならないかなあ」みたいな事を言ってしまったそうだ。それをきいたタロウさんは翌日の生放送のCM中に覆面をして乱入、木刀を持って出演者に暴行を加え、カメラを壊そうとしたんだよね。放送後、乱入したのがタロウさんだった事を知ったイジュウインは警察に面会に行くが、タロウさんは「こんな奴知らん!」と関係を否定。イジュウインに迷惑がかからないように関係を否定し、さらに頭のおかしい奴を演じたのだそうだ。

 今回のニュースを聞いた時、最初に思い出したのがこのエピソード。多分タロウさんはこういう人なんだろうねえ。
 
 これって、自分の正しいと思っていることを実現するために何をしてもいいのか、という話なんだよね。タロウさんは政治家なんだから、
「法に乗っ取って上で正しい順序と手続きを踏んでなされたもにこそ価値がある」
ことを示さないといけないのに、その真逆をしちゃっているんだよね。大儀のために何でもしていいんだったら、それこそ自爆テロも正義という事になってしまう。「目的達成のために手段を選ばない」という美学があることは理解しているけど、この場合は当てはまらない気がする。