the interview

 世の中、まるで国際問題みたいな大きな騒ぎになっているけど、この映画の監督セス・ローゲンなんだよね?セス・ローゲンといえば、「40歳童貞男」とか「童貞ウォーズ」とか、タイトルを読んだだけでその映画の中身が分かる映画を撮り続けている男である。正直というと、僕はそのどれもが大好きである(笑)。この人の映画に通じるものは「下品、バカ、お下劣」である。とにかく遠慮のない下ネタが多く、それも全然スマートじゃない、笑って良いのか笑ってはいけないのか良く分からないギャグも多いんだよね。見る人が見れば怒り出す人もいるんじゃないか?と思ったりする。
 今回の映画もトレーラーを観たかぎりでは相変わらず持ち味を発揮していそうだけど、この人が必ず描くもう一つのものに「男同士の友情」があるんだよね。この映画はジョンナムの暗殺を命令されたインタビュアーが、一緒に時間を過ごしているうちに殺すどころか分かりあってしまって、仲良くなってしまい葛藤するコメディらしいんだけど、なるほど得意そうな展開である。きいただけで面白そうだ。文化人やコメンテーターがこの映画にニュースについて大真面目に話しているのを見ると、「この人、セス・ローゲンのこと知ってるのか?」と思ってしまう笑。一本でも見たことのある人だったら、アホらしくて真面目にコメントなんて出来ないと思うんだよね笑。
 でもセス・ローゲンすごいなあ。オバマが発言するまでに至ってるもんね、この問題。しかもネットで配信するなんてイヤミが過ぎるでしょ。流石だ。