サッカーを観戦するのも罪

 「イラク対ヨルダンを観戦していた少年13名が、イスラム過激派「ISIS」によって殺害された」というニュースを見てビックリ。最初は何かの見間違いかなと、二度読んでみたけどやはり本当のことらしい。イラクのモスルという都市でアジアカップを見ていた少年たち13人を射殺した、とのことなんだよね。イスラム過激派はスポーツ観戦を禁止しているのがその理由のようだけど、サッカーを見ただけで射殺、というのもすごいことである。
 こういう事件を考えるときはこっちの尺度ではなく、事件が起きている現地での価値観で考えることが必要であることはわかっているけど、どの文化や宗教に子供は殺していいという価値観があるんだろうか。本当の意味での怖さ、がある。宗教の教えが命よりも重い、ということなのかなあ。戒律だって解釈によって変わるものだし、なんともやるせない、理解の出来ないニュースである。

人質

 子供のいたずらのアレ、取り上げすぎじゃないか?良く考えたらどうでもいいニュースじゃない?なんて思いながらちょっとウンザリしていたけど、ここに来ての人質ニュース。かたや子供のいたずら、かたや国際情勢からの日本政府に対する挑戦。内容に高低さがありすぎる・・。世の中とはこういうものなのか。
 でも不思議なことにマスコミは同じような濃さで報道するんだよね。なんとも不思議である。事件に大きいも小さいもないと思うけど、ニュースのプロが少年のつまようじ事件を大真面目に報道しているときはどんな気持ちだったのだろう・・。まあ、ニュースは常に更新されていくから、今後はしばらくこの事件のことになるのかな。72時間を待たなくても日本政府が金を払わないことだけはハッキリしているだろうから、あんまりいいエンディングは期待できないだろうけど、中東においての日本へのイメージはアメリカやヨーロッパとは全く違うことを信じるしかないのかなあ。