復活!

 朝起きた時はまだ喉がイマイチな感じだったけど、少しずつ持ちなおし、夕方の体育館で復活することができた。いつも、こういう「後一歩で完治」というところで蹴るかどうかを悩むんだけど、毎回誘惑に負けしまう僕である。が、これが案外回復につながる様な気がしている。肉体的にはいいかどうかは微妙だけど、精神的には気分転換がはかれて一新できるんだよね。大きな声が出る度、汗が出るたびに病気状態の自分を後ろに置いていけているような気分がするのだ。参っている自分の状態を忘れられるしね。まあ、大人としてのシビアな判断はもちろん必要だけど、精神は体をもコントロールするものだからね。風邪薬は体になかなか効かないが、フットサルは心に良く効く。

敵の敵は味方

 テロ関連のニュースで一番気になったのは「対ISIS、米露が協力」である。まさか、米露が堂々と協力関係を発表するなんて、50年前の人たちはどう思うのだろう。例えこの協力が実を結び、いつか本当にこのテロ戦争が終わった後、世界はどうなるのだろう。思想も価値観も何もかも違う二国。アメリカとロシアで分け合うことになるのか?それを争っての戦争になるのか?冷戦時代から協力関係まで来たのだから、何があっても不思議ではない。
 このニュースを聞いたとき、一番最初に思い出したのはアメコミ「ウォッチメン」である。ウォッチメンは冷戦時代、今にも始まりそうな核戦争に誰もが怯え、地球の残り時間を数えている世界での話である。世界が滅びる前に、世界一賢い男が考えた世界を救う方法は「全世界共通の敵を作る」ということだった。その敵を演出するためにニューヨークにテロをしかけ市民の半数を殺す、という話なのだが、現実の世界の敵は「全世界共通ではなく」、特定の国の利権を邪魔する存在でなんだよね・・。大儀だけの戦争なんてないことを思うと、もう利権の取り合いは始まっているのか?