ストーン

 ニュース番組のあおり映像で「映画監督オリバー・ストーンに独占インタビュー 衝撃情報を語る」というのがあって、気になって待ってしまった。オリバー・ストーンはアメリカの映画監督で、常に政治的な発言を繰り返したりするちょっと面白いおじさんである。「スノーデン」をテーマにした新作が封切られるから、その番宣だったんだけどね。
 あまり言われないことだけど、ストーンはおそらく世界でもたった一人の「殺人をしたことのある監督」だと思う。殺人事件を起こしたとはかではなく、一般兵としてベトナムで戦っていたのだ。1年の従軍体験を基にして作ったのが「プラトーン」である。そのため、すべての言葉に不思議な説得力があるんだよね。一番強烈な言葉に「国のために戦ったことがない奴が愛国心をかたってんじゃねーよ」というのがあって、この人にしか言えない言葉だなあと思ったのを覚えている。愛国者でありながらも常にアメリカ体制を批判し続け、それだけでなく日本に来ては日本を批判している。今回のニュースでは安倍首相を「Abe」だけで「首相」を付けずに呼びすてにしてたしね笑。「スノーデン」ちょっと見たくなってきた。

トランプ氏

 いよいよ大統領就任の日が迫っている。いいのか悪いのか、色んな話題がこれでもかと出てきていて、見ない日はない。来るところまで来たなあと思うのは、うちの先生もニュースを見ながら「トランプ氏だあ」と反応するぐらいだもんね。
 対岸の火事ではないけどアメリカは大変だなあと思うのとのに、CNNのあの記者とのやり取りは直におもしろいなと思った。正直、マスコミに寄り添わない存在って初めて見たし、真実はどうであるのかとは別に、CNNをあそこまで邪見に扱う大統領なんて「痛快」ともいえるよね。向こうではCNNもトランプと同じぐらい信頼されていないらしいし、嫌われ者同士の場外乱闘だったのかな。トランプ支持者はきっとこういうところが好きなんだろうなあ。「お前じゃない」「質問はさせない」「お前の会社はひどい」って言える人は魅力的だけど、指導者としてはどうなんだ?