変化

 美容院選びは面倒である。そもそも自分に合うところを見つけることも大変である。中々合う所が見つけられずに、色んなところを渡り歩くのも疲れるし、毎回毎回美容師さんとの関係を一から作ることも大変である。一度行ったことのある所を変えた後、そこに戻るのも気が引けるし、こういう風にして欲しいと自分のイメージを伝えるのは難しいやら恥ずかしいやらで、何かと難しい付き合いのが美容院だよね。
 僕はそこは恵まれていて、ここ10年ぐらいはずっと同じ人にやってもらっている。あーしてくださいこうしてくださいという必要もなく、ただ座ってされるがままにしていれば後は立って変えるだけの楽な関係である。お互いに歳も取ってきたもあり、特に話す事もないし、好きな雑誌は用意されているし、ささっと入ってささってと帰れるのだ。それがいいんだよね・・。
 それが今日、久しぶりに行ったら僕の担当が異動になっていたのだ。それが近い店舗だったらいいんだけど、これが印西で、気軽に行ける!という距離でもないんだよね。新店オープンらしい・・。結局、僕の担当と同じく昔からずっと知っているスタッフにやってもらうことになってなんとか一安心なのだが、みんなこういう時はどうしているのだろうか・。

3.11

 今日はあちこちで感動系の話が多く、なんだかなーと思わないこともないけど、どんな形でも忘れないことは大事だと思うのでそれはそれでいいか。偽善でも何もしないよりはいい、のと同じでどんな形であっても、経験を後世に伝えることは大事なこと。それがリアルタイムでその時間を過ごした僕らの責任なのだろう。日常というのはなく、当たり前ということもなく、すべては有限であり常に進行している。あの時の感覚はさすがに薄くなってはいるが、やはり消えるものではないだろう。