パラオ

 天皇陛下のパラオ訪問で持ちきりの一日であった。ご年齢のことを考えると、実はかなり過酷な度だったのではないかと思っていたんだけど、あの歓迎振りをみると行く意味はあるのだろう。こういう時って左の方から色んな批判めいた声が踊るんだけど、さすがに今回は少ないらしい。僕は思想も傾倒もないけど、陛下と皇后が真剣な態度を示しながら頭を下げる姿には、不思議な説得力とありがたさを感じるから不思議である。天皇という唯一無二の存在ではあるが、どんな外交でも人と人の関係から始まることを思えば、紳士に頭を垂れるあの姿を不快に思う人はいないだろう。