ジョギング

 そうだ、今日なでしこの試合だったんだ!とテレビをつけた瞬間、すでに3点差の状態だった。あー、とがっかりした人も多かったろう。ほとんどの人たちは試合は見れないから、逆に心のなかでの踏ん切りをつけやすくなったけど、どうにも気になって車のテレビで観戦しながら出社。
 ひっかかったのは、ハーフタイムでとぼとぼと歩きながらピッチを引き上げるアメリカの選手を横目に、走りながらロッカールームに急ぐ日本代表の選手たち。疲れているだろうに、休みたいだろうに、おそらく一分でも早く戻ってミーティングを行うのだろう。試合はもう決まっていたとは思うんだけど、こいつら全然諦めていない。逆転の可能性をちょっとでも引き上げるための作戦を立てるのか、と思ったらちょっと嬉しかった。そっか、このチームが面白いのは前のワールドカップをとっているからではなく、こういう姿勢が見えるチームだったからなのね。
 さっそく色んな美談が出てきていて普段はちょっと斜めに見てしまうんだけど、今回ばかりは素直に見れるかも。