SWの季節

 またまたスター・ウォーズの新作が公開される。再起動を果たしてからは二作目だが、今後は1年に1本が予定されているから
「毎年の、冬はスター・ウォーズ」
みたいな事になるかも知れない。ファンからしてみれば夢のようなことだけど、実はこれ100年先ぐらいまでやろうか、という話らしいんだよね。もうこれはもはや永遠に続けよう、ということでさすがディズニーというか、ショービズの恐ろしさである。まあ、人によって反応は様々だろうけど、僕はちょっと寂しいなあと思ったりする。やっぱり物語というのは「終わりがあるから愛おしい」のであって、永遠に終わらない物語に魅力はないんじゃないか?と思うんだよね。マーティーがずっと未来と現在と過去を旅していたり、ハリーがずっと大人にならずにあの人と戦っていたり、フロドが永遠に指輪を捨てられずにいたら、それこそ物語の意味がなくなってしまう。あまりにも長くシリーズを続けていたらいつかアナキンの絶望とか、ルークが二つの太陽を見上げるあのシーンの意味が無くなるのかもしれない。それこそ一番勿体無いんじゃないか?でも新作は早く観たい・・。

セールの季節

 この時期になると鬼のようにセールの案内メール攻撃がくるよね。何年か前からアメリカのブラックフライデーを真似だしてからブラックフライデー→サイバーマンデー→そのままAWセールに突入!と、セールがどこで始まりどこで終わるのかが全く分からない状態である。こちとらスニーカーやファッション関係の情報は常にチェックしているけど、ネットのセールって使いずらいよな、とちょっと思ったりする。楽天やアマゾンが50%OFFとか70%OFFと大きく歌ってはくれるんだけど?「何がそうなの?」といつも迷子になるんだよね。だいたいはトップページに表示される商品だろうけど、特にそれが欲しいわけじゃないから自分が欲しいものを探すと全然セールになってないんだよね。僕だってネットでの買い物を多くしている方だと思うけど、そういう意味では生活には根付いていない、ということになるのかな。
 ネットの買い物って入口も広く、店内も無限にありそうな広さに思えるけど、目的の商品がないといまいち有効に感じられない。本屋さんや実店舗とかで感じるような「なんだこれ?こんなものがるのか!これなんだ?」みたいな偶然の出会いも生まれにくいし、やっぱり店舗にはどうしてもかなわない部分があるな。

伝統と何か

 一連の相撲騒動で思うのは、相撲の立ち位置の微妙さ。国技でありながら、暴力や賭博や八百長の話が常について回るというこのアンバランスさ。片方では年寄り株とか理事会とか師匠と弟子の関係とか、現代の社会からある意味あえて浮世離れした伝統としきたりの世界でありながら、実は夜の街に出かけてはそこを歩いている女性に声をかけてそのまま店まで連れて回ってカラオケを楽しんで、酒を飲んでは暴れるという極めて世俗的な世界でもある。横綱というのは神様みたいな存在なんだけどその上には先輩がいて、さらに一般時で構成されたゼーレみたいな「審議会」があって、そこには逆らえない。「ん?神様じゃないの?」ってなってしまう。何から何までが相反する矛盾の中にあって、どこが正しいのかがイマイチ分からないけど、この曖昧なごちゃ混ぜな世界が実は面白かったりするのかな。今まで相撲に引かれたことってなかったけど、実は土俵上での戦いだけではなく、こういう人間関係や裏のストーリーや駆け引きを楽しむものだったのかな。