漫画に出てくるような

財務次官のセクハラ問題の音声を聞いて、一番最初に思ったのは「こういう漫画に描いたようなおじさんって本当にいるんだ!」ということである。口に「ニヒヒ」といやらしい笑みを浮かべ、女性が嫌がっていることを知りながら、いやもはや嫌がっていることを喜びながら女性が言われて不快感を感じる言葉を並べるあの感じ?もう島耕作シリーズとかにいてもおかしくないよね。

こういう話題になると決まって被害者の人権や、加害者の罪と責任に話の方向が行ってしまい、結局尻すぼみで終わるか、泥試合になってクビにされて飽きられるかになって終わる。本当はなんでそういうことが起きるのかの社会構造を議論するべきなんだろうけど、その先にフェミニズムや話題性が大きくなってしまい、毎回毎回繰りかえすだけなんだよね。なんか、パターン化されていてなんだかなー、という感じである。ああいうおじさんがたくさんいるのは確かに問題だけど、ああいうおじさん達が普通にいられる社会の方が問題なんだよね。