武勇伝

ウメミヤタツオが東映で若手の俳優だった頃の好きな話があって、言ってみればただの武勇伝なんだけど、今の芸能界とあまりにもかけ離れすぎていて面白い。

当時のウメミヤタツオとかヤマシロシンゴたち世代はやりたい放題だったのは有名な話。ヤクザ映画に出るときに演技のプラスになるように普通にヤクザとつるみ、金もうなるほどあって、女もやり放題だった。ありとあらゆる女はやったから終いには飽きてしまい、男も試してみた、という話もある。その中でも、アメリカの女優を呼んで、彼女とやりたいがために「これが日本の濡れ場の撮り方だ!」と言ってカメラの前でやろうとした話がある。

ヤマグチメンバーのニュースの時にこの話を思い出した。すげー話だな、全く規模も違うなあと普通に思うんだけど、時代なのかな、これは。まあ、単純に比較できるものではないんだけどね、でも芸能界ってこういうものじゃなかったのか?とちょっと思ったりする。普通の社会では暮らせないはみ出し者というか、アウトローの集まりでそこに社会的な常識を求めても意味がない、所のはずなんだよね。だからこそ面白いのであり、魅力でもあると思っていたんだけどな。40過ぎてもアイドルとか言っている人に清廉潔白さを求めても意味がないでしょ。