年末に久しぶりに「宝を掘り当てる」系の番組をやっていたね。僕はそれ系の番組が好きで、UMAを追いかけたり、埋蔵金を探したりする様子をドキドキしながら見ていたのを思い出す。最後には何もみつからないことは全然承知の上なんだけど、それでも惹かれる何かがあったなあ。なので、2時間ずっとまじめに見ていた気がする。煽りに煽った演出、引っ張りに引っ張った展開、結局何もみつからない展開は毎回同じだったけど、それでも楽しませてくれる何があった。ああいう番組、少ないよね、今。
少なくなった理由を探ってみたらところ、どうやら「最後に何も見つからない事を知っていながらああいう風に期待させるのはおかしい」というクレームが原因なのだそうな。随分まじめな視聴者だな、本当に信じていたんだ、間違いなくこいつの方が僕より楽しんでいると思うと羨ましい気もするが、なんとも嫌な世の中である。逆に増えたのが「衝撃映像100連発!」みたいな番組で、あの中に昔だったら2時間は引っ張れそうなUMAネタやUFO、怪奇現象ネタがあったりする。こっちは一瞬で流れてしまい、忘れられるものだからクレームもなにもあったりしない。いい大人が伝説や噂話に大真面目に取り組んで、真剣に変なことに打ち込んでいるあの変な「無駄な感じ」が良かったんだけどなあ・・。