没落

 キヨハラのニュース、中牧昭二の暴露本を思い出す。あの本を読んだ後はプロ野球はなんて汚いところで、クワタはなんて悪い奴なんだ、というイメージ持ったのを覚えている。今となってはクワタはご意見番みたいな存在になっていて、キヨハラとのコントラストはあまりにも強い。
有名人って、自分の存在に対し、どこまでの責任があるのだろうか。レベッカさんの件もそうだけど、一般人で迷惑を被った人は少ないだろうし、ほとんどの人が無関係である。彼らがどうなっても関係ないし、どうこうも言う権利がない。それでも一般人への影響がニュースになり、意味もなく続報が消費される。仕事関係での迷惑、友情の裏切り、家族への裏切りは死ぬほど罪の重いものだが、応援していた、好きだった、憧れていた、と言ってくる対象に対しどれぐらいの責任があるのだろうか。
 キヨハラさんの場合は法を犯しているという点が重い。が、社会的な責任を全うし、それを償ったとしてもきっと一生許されることはない。スポーツ選手の場合は「子供の夢」みたいな曖昧な感情論も出てくるのでいよいよ大変だ。もともと良いとは言えなかったイメージもこれでは回復はないだろうし・・。暴露本出されなくても自分から落ちていくんだもんなあ。