4日で結果

 人を殺した存在に更正が可能かどうか、僕は良く分からない。そして、更正の確率が時間によって左右されるかどうかもわからない。「12年ではだめだけど15年なら大丈夫」とは思えないし、15年かけてもダメなものは未来永劫無理なんじゃないか、と思う。もし僕が殺された子の親だったらできるだけ短い刑にしてもらって、出てきた所を襲うよね、きっと。これだって人間として最低なんだけどね。
 僕が気になるのは、4日間という審議期間である。どう考えても短い気がする。それだけの時間で加害者がなんでそうなったのか、その行為に至るようになったのか、そしてそれに値する罰を見極められるとは到底思えない。今回の量刑には加害者が親から受けた教育が一つの指針になっているみたいだけど、それを4日で解明できたのか?と不思議に思う。無意味に長い裁判は被害者側の遺族にとっても良くはないが、こんなにさっさと追われせるべき事件なのだろうか。