怖い。

IMG_07181 少し前に先生とペットショップに行った。そのペットショップはちょっと変わっていて、ポニーやヤギがいたり、店の大きな犬が放し飼いにされてたりして、ちょっと面白い感じ。先生も楽しんでくれるかな、と期待していたがどの動物にもビビッてしまって不発アイディアに終わってしまった。放し飼いか、触れる状態の動物が近くにくると
「ごわ~い、ごわ~い」
とビビッてばかり。が、ケージに入っていたり硝子の向こうにいる動物には滅法強く、近くまで見に行ったり硝子に手を置いたりしていた笑。特にガラスの箱に入っていたサルには興味を示したようで、
「ジョージ!ジョージ!」
とガラスを叩いていた。自分に危険があるかどうかの判断がつくようだ。
 自分からみたいと意思表示をしたのは魚で、水槽の方向を指差しながら「アッチ、フィッシュ!フィッシュ!」と自ら歩いていった。そこには名前の知らない大きな魚が泳いでいて、夢中に水槽を見上げていた。
 というわけで、魚が好きならという事で、水族館に連れて行くことに。水族館が少し暗いことや、あまりにも人が多かったものだから最初はビビッていたけど、途中から人を掻き分けてガラスにへばり付いてた。特に興味を持ったのは大きい海カメとペンギンかな。興味の対象がいろいろと広がっている気がしていて、見ていて面白い。

マイ・インターン

 侮っていたけど、「マイ・インターン」もすごく良かった。アン・ハサウェイが経営する会社に見習い社員としてデ・ニーロがやってくるという、ジェネレーション・ギャップコメディである。いつアンが脱ぐのか、いつデ・ニーロが狂気の眼差しで全員を殺しだしていくのか、ドキドキして待っていたけどどちらも起こることなく、さわやかな後味のいい一本だった。
 男の目線として、デ・ニーロのたたずまいに目が行ってしまう。常にスーツにネクタイでキメ、バッグはヴィンテージもの、その中に入っている小物も味があって、それらを綺麗に並べている。ポケットにはもちろんハンカチが入っている。つまり、男なら誰もが憧れる「紳士」なんだよね。若いスタッフが多い中、デ・ニーロは持ち前の経験を活かして皆に慕われていく。そこには齢を重ねてきた男としての武器があり、魅力があるんだよね。
 この映画はではシニアとしての利点は描かれているが、悪い点が全く描かれていないのが引っかかる人もいるかもしれない。体も悪くないし、頭も固くない。ツイッターやフェイスブックだってその利点を受け入れ挑戦している。これはもう、スーパーマンだよね。誰もが一度が思う「頭はこのままで子供時代に戻れたらどうする?」的な存在なんだよね。そこはズルいが、自分もそうなれるんじゃないか?という希望を残すために信じておくことにする笑。
 僕が一番うらやましく思ったのは、すべて整理されている所である。家、鞄の中、デスク。というか、生活・人生自体が整理されているんだよね。そこには「奥さんを失くした」という「悲しさ」も含まれていて、それも一つの魅力につながっている。ここの所ハリウッドではずっと、「いつまでも若い」というのが流行りだったけど、これで少し変わるのかもしれない。