前震、本震

なんとも恐ろしい響きである。前震と本震に分けないといけないなんて、本当に怖い。とんでもない地震が来たと思ったら、実はそれは前触れで本当の地震はその後だったという、悪夢のような話である。もっと怖いのは、これからももっと大きいものが起きる可能性があるということだよね。前前震、前震と言葉を変えないといけない、という可能性がある。正確な予測ができない以上、これは1分後、10分後、明日、一か月後、一年後、いつだって可能性がある。いつ来るか分からないものを終始警戒しないといけないなんて、肉体的なものもそうだけど、精神的に拷問みたいなものに違いない。

こういう時に何をすべきか、毎回話題にあがる議題だし自問自答することも多い。色んな人の色んな意見があるし、自分自身でたどり着いた答えもある。良くも悪くも個人にできることは少ないが、皆無ではないはず。